手を加えていても、あえて主張しない 街中を快適に走るための上品スタイル (1/2ページ)


シンプルにも様々な定義があるが、最も重要なのが純正の良さを崩さずにドレスアップすることではないだろうか。200マジェに乗る佐藤サンも同じ意見で、本来のスタイリングやエアロの魅力を生かしたまま、玄人好みのアレンジで個性を出す。それは普段も乗りたいし、なおかつ「大人」だからこその結論だった。

 

 

 ミニバンやコンパクトと比べ、新車の車輌価格が非常に高価なセダン。「誰よりも目立ちたいから」という理由でハデにイジる人もいれば、「ベース車の高級感を生かしたい」とシンプルに纏める人もいる。クルマの仕様を見るだけで、オーナーの趣味趣向が分かるから面白い。もちろんどちらにも魅力があるから、自分の好きなようにドレスアップを楽しんで頂きたいものである。

 さて、ここで紹介するトヨタ200系マジェスタはどうだろう。一世代前のモデルとは言え、まだドレスアップする人が少ないだけに、今でも目新しさを感じる。そしてノーマルでも、「これぞ高級車」といわんばかりの独特なオーラを放っている。だからこそ、シンプルでいきたかったのだ。
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「僕にとってシンプルとは、クルマ本来のカタチを生かすこと。せっかくスタイリングが良いクルマなのに、それを崩してしまうのはどうなんだろう、と思ってしまうんです」。

 そう語るオーナーの佐藤サンは、現在52歳。長いクルマ人生を振り返ると、若い頃はローライダー仕様のマークⅡワゴンやコテコテのバニング系ハイエースなど、ハデなクルマを存分に楽しんだ。しかし子どもたちが成人し、「本当の大人」になった今は、素材の魅力とクルマの在り方を真剣に考えるようになった。

「歳も歳だし、家族も乗せるから快適に走れないと意味がない。そう考えると、200系はシンプル仕様が相応しいと思う。イベント重視ではなく、純粋に自分が楽しみたいからドレスアップしているんです」。