自信作であるトレードマークを崩さず焦らずゆっくり進化させるのが自分流 (1/2ページ)


巻頭企画に相応しく、流麗かつデザイン性の高いブリスターで高い評価を得ている太田クンの18系クラウンが今月号の表紙を飾る。各地のイベントにも積極的に参加しているが、何度も仕様変更を重ねて熟成させるのではなく、「一番カッコいい」と称した現在のスタイルで長く乗り続けることがオーナーの美学である。

 

 話は約2年前、13年2月に開催された大阪オートメッセに遡る。モードパルファムブースに展示されていた、ブリスターフェンダーの18系クラウンを覚えているだろうか。シンプルなデモカーが並ぶ中で浮いて見えるかと思いきや、意外と違和感なく溶け込んでいたのが印象的だった。各部に目を向けると、スーパーカーを連想させるアグレッシブなワザが多い。しかし決してド派手ではなく、むしろ気品を感じさせるほどまとまりが良い。太田クンの18系は、スーパーカーテイストの定義に逆らったことが最大の勝因と言える。
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「テーマは、『シンプルなスーパーカー』。市販のスーパーカーは色もカタチも派手ですが、その逆はいないと思いました。高級感のある18クラウンなら、むしろシンプルに振った方が似合うと感じたんです」。

 もしボディカラーが原色系だったらもっとインパクトが増したと思うが、あえて白を選んで品の良さを磨く。複雑なボディラインも一層際立ち、まさに一石二鳥と言える。

「この色は、レクサスLSやISのFスポーツしか設定がない、ホワイトノーヴァガラスフレーク。どの白よりも白く、ガラスフレーク入りなのでキラキラ感も強いです」。

 パルファム雅夢レガリアで統一したエアロも、シンプル感が冴え渡るキモとなる。最大の見せ場は鋭く尖らせ、さらに前方に張り出しを加えたグリル下の造形である。

「レガリアの意匠を残しつつ、この尖りでスーパーカーのような攻撃的なムードを表現しています」。