スポーツ性と洗練されたデザインを両立する高性能ワンピースホイール


「世界のアライ」が求めるタフネスさを実現した
ワーク「M・C・OレーシングタイプCS」

ワークの「M・C・OレーシングタイプCS」はハイパフォーマンスモデルのオーナーの要求に応える高性能ワンピースホイールだ。03

重厚感のあるマルチピースホイールを得意とする『ワーク』だが、近年はワークエモーションシリーズから軽量な1ピースモデルのヒット作を連発。ディープコンケイブの限界に挑んだCR極やT7R、突出したリムの深さで存在感を示すD9Rなど、インパクトのあるビジュアルとスポーツ性の両立が好調なセールスを牽引している。

豊かな表現力を源泉とするワークエモーションシリーズに対し、徹底した機能美の探究によって誕生したのが「M・C・OレーシングタイプCS」。スポーツホイールでも大径感の演出などがトレンドのひとつとなっているが、「極限まで無駄を削ぎ落とすことで表現できる美しさもある」と広告企画課の山田祥平氏は訴える。

カラーはマットブラック以外に、ブラッディーレッド、ホワイトの3色展開。撮影車は前後11J×18インセット18を装着。コンケイブが最も深いDフェイスは表情も実に豊かだ
カラーはマットブラック以外に、ブラッディーレッド、ホワイトの3色展開。撮影車は前後11J×18インセット18を装着。コンケイブが最も深いDフェイスは表情も実に豊かだ

タイプCSのネーミングは「サーキットスペック」に由来し、レーシングシーン直系モデルと位置づける。
開発には「世界のアライ」として知られる日本自発のFIAチャンピオンである新井敏弘選手を開発協力ドライバーに起用。WRCをはじめとするワールドクラスのラリーシーンやスーパー耐久で培ってきた経験を生かし、初期段階から積極的にアドバイス。方向性の決定からスポークの造形まで、あらゆる工程で大きな影響力を及ぼすことになった。

その中でも新井選手が強く求めたのは、圧倒的なタフネス。過酷なラリーフィールドで安全に素早く減速し、挙動を正確にコントロールするには、高次元の強度と剛性を与え、ホイールのタワミを抑制する必要があると説いたのだ。

高強度&高剛性とコンケイプデザインを両立

こうした高い要求に応えるべく、開発チームは奮起。応力分散性に優れ、1本あたりのスポークにかかる荷重を適度に分散させることができる造形として、10本スポークデザインを導き出した。w03

各スポークは、高強度&高剛性を保ちながら軽量化を推進することを目的に、デザインを洗練。タテとヨコの断面積をたっぷりと確保した上で、天面は可能なかぎりシェイプアップを図り、軽快感をアピールする。

リムフランジとの接合部は「駄肉を削ぎ落としてストイックに軽量化を図る」という観点から、トレンドであるリムオーバーデザインの採用はあえて見送った。その一方で、「強度と剛性の確保には不可欠」と判断し、スポークの付け根やスポークエンドにはリブが設けられている。

大パワー車の強力なトラクションがかかることによるタイヤのズレはショットブラスト加工を施して対策、タイヤも傷めにくい
大パワー車の強力なトラクションがかかることによるタイヤのズレはショットブラスト加工を施して対策、タイヤも傷めにくい

フェイスはサイズに応じて、フラット(F)、ミドル(M)、ディープ(D)の3タイプを設定。特にDフェイスに至っては、大胆なコンケイブで定評のあるCR極のウルトラディープテーパーモデルと同等以上の深度と傾斜角を獲得している。

軽さ、強度、剛性、品質、安全性などの要素をハイバランス

スポークの肉付きを徹底的に排除し、センターホールからスポークエンドまでの最短距離を模索していった結果、必然的に生まれたのが深くて鋭いコンケイブフェイスだった。w02

同様にセンターパートも軽量化のために限界まで径を広げ、奥行きも最大限に確保。スポーツ性を極めるために導入したディープコンケイブやディープコーンが、ビジュアル的に躍動感を生み出す原動力にもなり、スポーツカーらしいルックスの構築に大きく貢献している。

なお、「ホイール全体、ひいてはメーカーの評価にもつながる」と信じて取り組んでいるのが、品質と安全性の追求だ。
これはタイプCSのみならず、ワークのホイールはハイチューンやハードユース、ハイエンドのドレスアップなど、さまざまな用途や目的で使われることを想定。過度のキャンバー設定によって、インナーリムに大きな負担がかかる可能性もあると、厳しい社内基準を設け、それをクリアするための強度テストを何度も繰り返している。WORK_MAIN_w01軽さ、強度、剛性、品質、安全性など、多くの要素をハイバランスさせるため、細部までストイックに作り込まれた「M・C・OレーシングタイプCS」。ゆえに造形のすべてに意味があり、ホンモノにしか存在しないカッコ良さが宿っている。

ワーク TEL06-6746-2859 http://www.work-wheels.co.jp/

(レポート:GT-Rマガジン編集部)

【関連記事】