不死鳥のように蘇り頂点を極めた「トヨタ18系クラウン」 (1/3ページ)


2015年VIP業界を騒がせたトヨタ18系クラウン

2015年noVIPカー業界を騒がせたクルマたち。
その中で2015年の大阪オートメッセ会場に彗星の如く現れた、独創的なフォルムのトヨタ18系クラウンも忘れてはならない。
ドラマの始まりは、信頼できる板金業者の方との出会い。
理想の1台が完成し、意気消沈気味だったオーナーにも数多くの幸せが訪れた。

Main012015年の大阪オートメッセ会場に展示されていた、水色の18系クラウンを覚えているだろうか。
大排気量のスーパーカーを想わせる獰猛なスタイリングを見て、衝撃を受けた人も多かったはずだ

クルマを手がけたのは緻密なボディ加工に定評がある、三重県の「ガレージエクセレント」。
18系クラウンのオーナーの勝山クンがこのお店の門を叩いたのは、藁にもすがる思いだった。

「数年前、別のお店で外装をひと通りイジりました。そこからさらに進化させようと思っていたのにトラブルが続いてリメイクできず、本気で辞めようと思った。落ち込んでいたそんな時に、友人が紹介してくれたお店がエクセレントさんでした」と勝山クン。

ガレージエクセレント代表の浦田サンが放った、「皆が驚くような18クラウンを作る自信があるから、もう一度頑張ろうよ」。その言葉が勝山クンを元気付けた。

目標は昔からの夢だった大阪オーとメッセ出展。
2014年9月から作り始め、完成したのはショー前日。短期間でありながら、アラが一切ないダイナミックなフォルムを作り上げた。注目度の高さは想像を絶するほどだった。

「クルマが完成し、メッセという大舞台に出展できて嬉しかった。今までずっと悔しい思いをしてきたこともあって、涙が出ちゃいました」。

そこからリアバンパーなど細部を煮詰め、製作中だった内装も完成させて10月のドレスコードパーティにエントリー。何とデビュー1年目で、全体総合優勝の座を手にした。

「いつか総合優勝を獲るのも夢だったので、もう感動しました。浦田サンの言葉を信じて良かったです」。