「いすゞ」がトラック用全周囲ビューモニターを提案【ジャパントラックショー2016】


 

トラックから死角をなくすカメラ配置
多彩な荷室形状への対応が今後の課題

9月1〜3日神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で「ジャパントラックショー2016」が開催された。
このイベントで、いすゞ自動車はトラックの全周囲を見られるカメラを展示。
安全のためにトラックの死角を無くすことの重要性と、トラックゆえの装着の難しさが垣間見えた。NY2_1040

乗用車では、全周囲カメラは高級車からミニバンまで装備が着々と進んでいる。
乗用車は、ひとつの車種でサイズが変わることがないので、フロントバンパー、左右のミラー、リアゲートの4カ所にカメラを装備して、そこからの映像を画像処理して全周囲カメラという状態でモニターに表示させることが可能だ。NY2_1068

しかし、トラックにおいてはキャビンこそほぼ同じ大きさだが(ワイドボディなど一部あり)、シャシーより荷台部は平形なのか箱形なのか、クレーンやタンクローリーなど特殊なボディ形状と千差万別になる。
そのためフロント部分はグリルに装着できるが、左右や後方のカメラを設置する場所が難しい。NY2_1052展示されていた2トン車のエルフは、いすゞ自動車の標準パネルトラックと呼べるE-CARGOの箱を載せたタイプだ。NY2_1063フロントカメラはグリル部に装備。リアカメラはリアゲート上部に装備する。

左右のカメラはパネル先端の上部角部分に後ろ向きに装備することで、4つのカメラで撮った映像を合体させて車内にあるモニターに映し出していた。

4トン車や10トン車の箱ボディタイプでは、同様の装備で全周囲カメラができそうだが、10トン車の上部になると相当の高さになり、人物などが小さくなり確認が難しくなるという。
またカメラが1つだけで前方から後方までカバーできるかも検証している最中だという。NY2_1050

カメラの装着位置や解像度なども含め様々な検証をしている最中だという。巻き込み事故などを防ぐためにも早期の開発が望まれる。

(レポート&撮影:雪岡直樹)

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