イベント「北米野郎」で異彩を放つ6台をピックアップ


北米向けのクルマだけが参加できるイベント
1960年代からトピックなクルマを抽出

10月9日に栃木県の「ツインリンクもてぎ」東コースを舞台に開催された「北米野郎Vol.6」とは、北米市場で販売されている(されていた)車種であれば(コンバージョンを含む)、どんな車種でも参加OKのイベントだ。
最近では「USDM」というジャンルで知られることも多くなってきた北米系のイベントだが、広い会場を埋めつくした650台のエントリーカーから気になったクルマをピックアップしてみよう。

アメ車

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北米市場で販売されているクルマの筆頭といえばもちろん「アメ車」だ。
当たり前に思われるかもしれないが、北米系のイベントでは意外と台数が少ないので、会場で目立つには意外と穴場かもしれない。
なお、こちらの車両は1962年式のマーキュリー・モントレー・コロニーパーク・ステーションワゴン。60’sの雰囲気満点の一台だ。

北米専売の日本車

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意外性という意味ではこちらも大きいのが、日本のメーカーが海外向けに生産しているモデルだ。
こちらは日産が北米を中心に販売しているクエストの3代目。
アメリカでデザインされ、アメリカで生産された3代目クエストは、FF(前輪駆動)でV6 3.5リッターエンジンを搭載。現行エルグランドよりも大きいボディを持っている。

日本車の北米仕様モデル

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パッと見は日本で普通に走っている日産キューブと大差ないためにスルーしてしまいそうになるが、よく見ると細部に違いがあり、ステアリングが左についている!
と後からジワジワくるのが、逆輸入された日本車だ。
こちらの日産キューブは遠目に見ると日本仕様と同じように見えるが、前後バンパーが長いものになっており、ホイールキャップも専用品。
そして、横開きのリヤドアは開く方向が逆となり、左側がヒンジとなるのだ。さらに、フロアシフトとなり、6速MTも選べるというオマケつきである(写真のクルマはMT仕様)。

日本仕様の北米仕様化け

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日本仕様をベースに北米仕様のパーツを装着して「北米仕様化け」を施したのがこちら。
ベースとなるクルマの入手が手軽なために入りやすいが、パーツの手配や日本仕様との部品の差異を調べるなど、ハマり込むとどんどん深みにハマってしまうのもこのUSDM仕様だ。
こちらはマツダ・ファミリアの北米仕様、Protegé(プロテジェ)化けで、フロントグリルを見るに「ES仕様」化けと思われる。右ハンドルながらワイパーやアンテナも左ハンドル用になっているのに注目したい。

日本仕様ベースの北米専売車化け

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北米専売車の中には、日本車がベースになっているものも存在する。
こちらの見慣れないクルマはスウェーデンの自動車メーカー「サーブ」が北米で販売していた9-2Xという車種のフロントマスクを付けて化けたもの。
その気になるベースはなんとスバル・インプレッサスポーツワゴン。
サーブ9-2Xは、当時サーブがGMの完全子会社であり、なおかつGMとの資本提携関係にあったスバルのインプレッサ・スポーツワゴンをベースに生まれた車種なのだ。本来の9-2X自体、インプレッサとの共有部品が多く、外観上ではほぼフロントマスクが異なるくらいというクルマだったのだ。
ちなみに、GMグループのシボレー・トレイルブレイザーをベースにしたサーブ9-7Xという車種も存在していた。

輸入車の北米仕様

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もちろん北米市場に行っているのは日本車だけではない。ということで、メルセデス・ベンツW123型Eクラスもエントリーしていた。
このころの年式は大きなバンパーのほか、規格ライト(ヨーロッパ仕様は異形ライト)になるということで、本国仕様と顔つきが異なるのがポイントとなる。
他にも「キャルルック」の祖となるフォルクスワーゲン・ビートルや、ゴルフなども人気が高い車種となっている。

 

北米野郎 公式ホームページ http://www.hokubeiyarou.com/

(レポート&撮影:小鮒康一)

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