46万kmスカイラインGT-Rエンジン内部を検証【BNR32不定期連載3】 (1/2ページ)


大切に扱われてきたワンオーナーカー
前回のオーバーホールから27万kmを走行

46万kmを走行した日産R32型スカイラインGT-R。大切に扱われてきたワンオーナーカーだが、このクルマが搭載するエンジンは、オーバーホールをしたのは走行19万kmのときの1度だけ。
それからすでに27万km。エンジンは各部からのオイル漏れなどでベタベタ。
しかし、R32型スカイラインGT-Rで46万kmまで、1基のエンジン(ミッションも)で走り通してきたことは、まさに奇跡。そんな奇跡のエンジンの内部が今開かれる。そこは思いもよらぬことばかりだった(ここまでの経緯の記事はページ末尾からアクセスできます)。

カムカバーを開けると、その裏側にはカーボンがベッタリ。おそらくオイル上がりによって、燃焼室内にオイルがまわり、ブローバイガスと共にカムカバーまわりに戻ってきたと思われる、やはり1度だけ行ったオーバーホールから27万km走行の痕跡はしっかりとあった。外観的なオイル漏れはエンジン後方の三日月シール(カムカバー下にある半円のシール)が主な原因だったが、これとエンジン内部の状態とは別問題。走行10万kmでもこのシールからオイル漏れすることもある。

カムカバーを外したところで、バルブのシムのクリアランスをチェック。エキゾースト/インテークともに作業を行ったKansaiサービスとしては限界値を超えていたが、日産のサービスマニュアル上では規定内だった。
さて、ヘッドを外す。いよいよ46万kmエンジンの深部へアクセスすることになった。
果たして、ピストンやシリンダーはどのような状況になっているのだろうか?