若者が甦らせた「サニトラ、SA22、スタリオン」【東京オートサロン2017】


脱帽モノ! 学生たちが手掛けた名作車
センスや独創性にニッポンの明るい未来が見えた!

日本には、自動車産業を目指す若者にとって欠かせない専門学校や大学校が存在。整備関係、自動車工学やモータースポーツ、カスタマイズなど、幅広いジャンルで”クルマ”に夢を持つ若き人材が学んでいる。
東京オートサロンでは、そんな彼らが学んできたノウハウをカタチにした作品が毎年展示されている。
若者のクルマ離れと言われる昨今、それをまったく感じさせない”若者たち”の発想と挑戦。手頃な価格で買えるベース車を、大人でも欲しくなる姿で蘇がえらせた渾身の作をご覧あれ!

懐かしのサービスカーを再現
[埼玉自動車大学校]

昭和の人達の記憶に残る車を再現し、その懐かしさに浸ってもらいたい。
そんな思いから製作した「ナショナルサービスカー」は、カスタムボディ科の33名で作り上げた1台。
ちなみにナショナルとは、2008年まで使用されていた松下電器(現・パナソニック)のブランド名だ。

ベース車は、平成4年式のサニトラ(日産サニートラック)で、ロゴなどはパナソニックの許可をもらってリアルに再現した。

鮮やかに蘇らせた至高の1台
[専門学校 静岡工科自動車大学校]

同じく平成4年式のサニトラは、鮮やかなキャンディグリーンのペイントが目を惹く。
キレイに磨き上げられたエンジンルームを開けると、そこにはオーバーホールされたA12型直4エンジン。
タペットカバーやエアクリーナーボックスはメッキ加工が施され、古き良きスタイルはそのままに美しく蘇らせた。

仕掛け満載な”やんちゃ仕様”
[専門学校 東京自動車大学校]

コンセプトは、若者でも買える車で乗って楽しいクルマ。
サニトラをナチュラルに成型したワイドフェンダーや、ミラTR-XX用のスポイラー、ツライチにセットしたアドバンレーシング、サイド出しマフラーなど、遊び心は満点にしている。
キャブ仕様のエンジンは、SOLEX製キャブとタコ足で爽快なサウンドを奏でるそうだ。

嗚呼、懐かしのFRコンパクト
[専門学校 トヨタ東京自動車大学校]

ベースは、1980年代の若者に人気だったトヨタKP61型スターレット。
オーバーフェンダー内のSSR製ホイールや、メッシュのフロントグリルなど、往年の旧車スタイルを具現化したのだ。しかもフェンダーは、鉄板からの成型。
いまでは希少なFRコンパクトカーだけに、素直に乗ってみたいと思わせる作品だった。

これぞ、羊の皮を被った狼
[中日本自動車短期大学]

ベースは三菱スタリオンなのだが、その中身に秘密あり。
じつは、エンジンは日産名機”RB26″型2.6リットル直6。デフはR32型スカイラインGT-R純正と激速のFRマシンなのだ。
そのパワーを受け止めるべく、ボディをワイド化して245サイズのアドバン・ネオバをセット。

660cc搭載のサバンナRX-7!
[NATS 日本自動車大学校]

IMSA通算100勝という輝かしい戦績を残したマツダ・サバンナRX-7(SA22C)。
その遺伝子を受け継いだのは、なんとスズキ・カプチーノで、NATSが誇るレプリカシリーズの最新作がコレ。ボディは鉄板から成型したり、マツダNA型ロードスターのヘッドライトを流用するなど、忠実にIMSA仕様を再現したのである。

未来のカタチ、その名も”世来”
[専門学校 トヨタ東京自動車大学校]

“現代から見た未来の車”をコンセプトに、いまにも空を飛びそうなコンセプトカー的フォルム。
そんな最新を感じさせるベースは、日本初のガルウイングで話題となったトヨタ・セラだ。
この流線的なフォルムは、すべてオリジナル製作。今では過去となってしまった名車を、再び未来に向けて輝かせたいとの願いから「世来(せらい)」と名付けた。

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