【大阪オートメッセ2017】ポンプ&冷却装置をコンパクト化!誰にでも使える「クールベスト」


冷却系パーツメーカー「HPI」のこだわりと技術を投入
縫い目を持たない製法で高い伸縮性とフィット感を実現

ラジエータやインタークーラーなど自動車用冷却系パーツを開発・販売する「HPI」。
大阪市インテックス大阪で2月10〜12日に開催された「大阪オートメッセ」のブースには、同社の自動車用製品の中に『クールベスト』が展示されていた。
冷却水を循環させるモーター部などをコンパクト設計した結果、暑い環境下での作業する人はもちろん、気温の高い夏のサイクリング、農作業、さらに車イスの方にも使える体温上昇を抑えるクールベストなのだ。

この『クールベスト』の最大の特徴は、ファスナー以外は一切の縫い目を持たない、編み上げて仕上げるホールガーメント製法を採用していることだ。
これによって優れた伸縮性を確保し、ベスト内にはり巡らされた合計16mもの冷却用シリコンホースが身体の動きをスポイルすることもないそうだ。

冷却水を分岐させて冷却ムラを抑制

また、冷却用ホースは流入口からベスト下部で分岐しているところも注目点。

このように冷却水を分岐することで、一部だけ冷えたり、冷えにくい部分が出ることを抑制している。
まさにラジエータ内の冷却水が効率良く冷えるようにする技術を応用しているのだろう。
長いホース1本で冷やそうとすると、入口付近は冷たいが出口に近づくほどに温度が高まってしまう。
これでは、身体全体を均一に冷やすことはできないのだ。

流入用と排出用の2ホースの先端にはワイウェイバルブが装着されている。
クールベストを着るときは、まず付属のポンプでベスト内に冷却水を送り込む。

そのあとベストと冷却容器(ボトル)を接続してスイッチを入れれば、冷却水は循環を開始。ベストのなかを冷たい水が巡り始め、温まった水は再び冷却用ボトルへと戻っていくのだ。

冷却用ボトルとモーターは下の写真のようにコンパクト。付属のショルダーベルトで携帯できるようになっている。

ちなみに冷媒は、凍った水が入った500mlのペットボトル。この周りクールベストを循環する冷却水が通っている。もちろん、ペットボトルの中身は、凍った飲料水でも可。夏にコンビニで販売されている凍らせたスポーツドリンクでも使えるわけだ。

凍ったペットボトルなら入手も比較的カンタン。しかも、溶けたら喉を潤すこともできる。
今後は、冷却用のボトルのフタを進化させ、クールベストの使用中もペットボトルの中身が飲めるようにするそうだ。

夏場のサイクリングや表仕事、暑い屋内作業をする人にはうってつけの商品といえるだろう。
もちろん、レースなどで使用することも可能だ。
HPIでは、夏場は暑くて表に出る機会が減りがちになってしまう車イスの方に、ぜひ使ってほしいと言っている。

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