410PS+12kWのゴルフ・ハイブリッド「GTI」って!?【GTI Treffenレポート2】


見習いスタッフが作ったスペシャルマシンは
チューンドHVエンジンの全輪駆動で激速!!

オーストリア・ヴェルター湖畔で開催されるVWイベント『GTI Treffen』では、Volkswagenの若手が作り上げたコンセプトモデルを発表するのも恒例行事。
2008年から始まったこのプロジェクト、10年目となる今年もまた魅力的なモデルが発表された。
披露されたスペシャルな「Golf GTI」は、その名も『VW Golf GTI First Decade』。チューンドエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドパワーユニットに全輪駆動(4WD)を採用する。

『Golf GTI』をベースにする『VW Golf GTI First Decade』のファーストディケイドとは、直訳すると”最初の10ヶ月”。
VWで仕事を始めたばかりの若手スタッフ13名(男性8名、女性5名)が作り上げた習作という成り立ちをネーミングにしたというわけだ。
インテリアやエクステリアなど、6部門で働く彼らが手掛けたその製作期間は約9ヶ月。会場では、ヴェルターゼーの美しい湖と晴れ渡った空にインスパイヤされた、ブルーのボディカラーが美しく映えていた。

最も特徴的なのは、パワートレイン。410PSまでパワーアップされた2リットルTSIエンジンでフロントを駆動し、12kWの出力をもつ48ボルトのモーターでリヤ駆動するという全輪駆動になっているのだ。
しかも、エンジンとモーターを同時に使用することもできれば、エンジンのみ/モーターのみというように、パワーユニットや駆動輪の切り替えも可能。
ちなみに切り替えは、今どきらしくタブレットから操作できる。

足元はボディ同様にバイカラーで仕立てた「MBデザインKX1(20インチ)」に、「ブレンボ」製ハイパフォーマンスブレーキを投入。
そして、オーディオもホイールとともにカスタムインストール済み。
18~23歳という若手らしく、”魅せる”ラゲッジスペースも見応え十分だ。

若手育成という意味合いもあるプロジェクトだが、オフィシャルとしてスタイルアップ&チューニング車を発表できるというのは羨ましい限り。
このクルマがこのまま市販化されることはないだろうが、Volkswagenファンが世界中から集うお祭りで、そのファンの心をがっちりと掴んでいたことは間違いない。

(レポート:af imp.編集部)

【関連記事】