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【工場見学】ハンドメイドが活きる3ピースホイール製造の裏側

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リムは延伸して成型する製法に
組み付けはすべてがハンドメイドだった

08 リム製作

「スーパースター」では先ほどのデイスクだけでなく、リムも自社生産している。
その行程だが、サークル材と呼ばれるアルミ板をロクロのようにローラーでスピニング。スピニングとは、圧力を加えながら徐々に延伸させることでリムのカタチに成型する製法。金属組織が密になることで強度がアップできるうえ、軽量化にも繋がりやすい。

インナーとアウターにリムが別れる3ピース構造のため、同じ要領でインナーリムとアウターリムをそれぞれ製作。リムとディスクを結合させるピアスボルトの穴と中心を抜き、リムは完成となる。
そして、アウターリムはアルマイト加工をして美しい仕上がりになるのだ。スーパースター ホイール 工場 製作

 

 

09 リムとディスクを組み立て

完成したディスクとリムは別のファクトリーに集められ、仕様書をもとにハンドメイドで組み立てられていく。
規定のトルクでリムとディスクをピアスボルトで接合。その後、精度の検査をしてタイヤの空気漏れを防ぐシーリング処理を行なう。溶接ではなくシーリングなのは、修繕やリム変更が前提の欧州からの要請だったとか。スーパースター ホイール 工場 製法

リムとディスクの接合はピアスボルトのみ。
キチンとした精度を出すには高い技術が求められるが、リム交換やサイズ変更への対応が可能となる。溶接に頼らないのはワケがあるのだ。

 

10 振れの検査

組み付けられたホイールは1本ずつ振れがないかを徹底的にチェック。
ハンドクラフトで各パーツを製作し、ピアスボルトのみで接合される3ピースホイールは、極めて高い精度を有することになる。スーパースター ホイール 工場 製法

 

11 検品&出荷

組み付け&シーリング、振れの検査が終わり、ホイールが完成したら検品場にまわされる。
傷などがないかの最終確認と同時に、オーダー時の仕様書に沿って間違いなく組み上げているかを確認。徹底的な管理のもと、めでたく出荷されることになる。スーパースター ホイール 工場 製法

仕様書にはオーダー内容が記載してあり、この通りに製作されていれば合格。
検品時に製造ロットナンバーを貼付け、ナンバーを管理することでホイールの仕様が後からでも分かる仕組みとなっている。

シーリング式で分解が可能な「スーパースター」製ホイールは、リムの交換にも対応。
さきほどのロットナンバーから新しいリムを製作して組み付ける。リムを縁石にヒットして破損させても修復できるというわけだ。

 

オートメーション化が進むホイール生産だが、3ピースという構造や高い精度と性能を得るには職人による手作業は不可欠。
こうやって生まれる『レオンハルト』の逸品たちは、私たちの足元で永遠に輝き続けることができるのだ。

 

レオンハルトのホイールラインアップ

取材協力:スーパースター
TEL072-975-3600
http://www.superstar-wheel.com

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