漆黒ボディ×ディープディッシュ!! 「レクサスGS」に注ぐ、王道VIP (1/2ページ)


この仕様が一番カッコいい
だから無理に変えたくない

頂点を目指すために、今年も全国のイベントを走り回るオーナーたち。
トヨタ・レクサスGSに乗る渡辺クンも各地のイベントに参加しては、誰もが憧れる総合入りを何度も果たしている。
だが彼は、勝ちたいからと言って仕様を何度も変えているわけではない。それは今のスタイルが大好きで、自信を持っているから。
それで優秀な成績を手にし続けているのだから素晴らしい。

ホンダ・オデッセイ(RB1)をセダン風にイジり倒し、満を持して昔から憧れていたセダンの道へ。
ボディが薄いクルマが欲しかったから、日産・シーマ(Y32)とトヨタ・センチュリーも候補にあった。
しかし、個人的に4灯ヘッドライトが好みではないのに”GS”を選んだのは、嫌いなクルマをカッコ良くしたら逆に好きになると思ったから。ベース車選びから、彼らしいこだわりが見て取れる。
クルマを製作したのは、作りの美しさに定評がある静岡の「ゴマガレージ」。同ショップが得意とする滑らかなブリスターフェンダーでグラマラスなフォルムを形成し、どの黒よりも黒いオリジナルのゴマブラックでオールペン。
ゴマガレージの良さを説明するにはもってこいと言える、看板車的存在である。このクルマを最初に本誌で紹介したのは、15年6月号の巻頭特集「王道VIP」。
流行りに左右されず、真のVIPらしさを追求したオーナーカーを紹介する企画だった。VIPスタイル カバーカー 表紙 レクサスGS

それから約2年。渡辺クンはVIPセダンの象徴である高級かつイカツいスタイルを、今もずっと大事にしていた。
実際に王道VIP企画に載った時の仕様に比べると、ホイールやエアロの細かい造形は変更しているものの、このクルマの重要なポイントとなる部分は一切手を加えていない。
「大幅なリメイクをしない理由は、このスタイルが自分の中で一番カッコいいと思っているし、自信がある。同じ姿でイベントにエントリーして結果が出れば、無理に仕様変更する必要はないと思っています」。
イベントでライバルに勝ちたいがために、ハイペースで仕様を変える人は多い。
しかし、自分が気に入っている仕様をわざわざ壊してまで、勝ちたいとは考えていない。ただ何度もイベントに出て、さらに雑誌にも載ったりすると周りも見慣れてきて、デビューしたばかりのクルマに注目度をさらわれてしまう可能性がある。
それが気がかりで多くのオーナーはカタチを変えてくるのだが、彼の場合はエントリーしたイベントではほぼ総合入り。昨年九州で開催された「がばいカップ」では、総合優勝を手にした。
カッコ良ければちゃんと結果は付いてくる。彼のポリシーは間違っていなかったと言えるだろう。VIPスタイル カバーカー 表紙 レクサスGS

コンセプトは、昔から「王道VIP」。高級セダンに相応しい黒×メッキの組み合わせを大事にし、どこから見てもスキがない、トータルバランスで魅せるクルマを目指す。
前仕様から大きく変化したのは、「JOBデザイン」ベースのフロントバンパー。ツインフォグから「ブレーン」のシングルタイプに変更し、スポーティ感を抑え、上質な雰囲気を高めた。
また、メッキが多く使われたレクサス・GS450h後期モデルの純正グリルとの相性もバツグン。リップの造形も変更し、クルマをより前のめりな感じに見せるため、短い3本の柱を添えて空洞を設けた。ここは少しだけ今風を取り入れた部分だ。
そして、変更したホイールは知る人ぞ知る「レオンハルト」の初期モデル『リッター』。VIPの原点と言えるディッシュデザインは、今のスタイルにも違和感なくハマっている。

VIPスタイル カバーカー 表紙 レクサスGS横フィンにしたかったと言うより、メッキを増やしたくてレクサス・GS450hグリルに変更。
エアロはもともと後期用なのですんなり付いた。リップはシルバーで塗り分け。色の効果で車高を低く見せる。

 

VIPスタイル カバーカー 表紙 レクサスGS外装はサイドのメッキモール下部をはじめ、部分的にツヤ消し黒で塗り分け。
同系色でさり気なくメリハリを付ける。トランクスポイラーはワンオフのフルカーボン。しかし上部をボディ同色で塗り、カーボンの主張はわずかに留める。ちょっとワルっぽさが欲しく、テールエンドは切りっぱなし風の84φデュアルに。

 

「リムガードのちょい上」辺りで合わせた、エアサスならではと言えるパツパツのツライチ。フェンダーは美しいアーチを作るため、内装のドア内張りまでカットする。キャンバーは「これ以上だと下品に見えるから」と、前後11度で揃えた。

【↓次ページに続く↓】


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