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後輪のほうが小径なホイールを履くR35GT-Rの真意とは

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極太タイヤを装着する
ドラッグレース仕様

静岡県の富士スピードウェイで開催されている日産GT-R専門誌「GT-R Magazine」が主催するのイベント「R’s Meeting 2016」。
そんなGT-Rだらけの会場で、前輪は20インチ、リヤは18インチという何とも不思議な前後異径サイズホイールを装着するチューニングショップ「サブライブ」のR35GT-Rを発見。
じつはドラッグレース用に仕立てた結果なのである。

dsc_5927

一般的に、前後異径サイズホイールを装着する場合、前輪より後輪のほうが大きい(ホンダNSXなど)。
ところが、「サブライブ」のR35GT-Rは、フロントタイヤは純正と同径の20インチだが、リヤタイヤは18インチと2インチダウン。
これは、タイヤのエアボリュームを高めドラッグレースでトラクションを稼ぐためなのだ。dsc_5928ちなみにタイヤサイズは、フロントが285/35R20(純正のリヤタイヤ用サイズ)、リヤは345/35R18と極太。まさにドラッグレーサーという出で立ちなのだ。

驚かされたのはこれだけではない。ブース内に展示されていたドラッグ用スリックタイヤは、さらに太い28.0/10.5-15サイズ。dsc_6022

と、このサイズに「あれ?」っとお気づきになった方はいるだろうか?
そう、15インチタイヤなのだ。
「サブライブ」のR35GT-Rは、リヤに日産フェアレディZ(Z33型)のブレーキに交換することで15インチホイールの装着を可能としている。dsc_5935

搭載されるエンジンは、HKS製の鍛造ピストンやコンロッドで強化され、タービンはアメリカのAAM製。このタービンは、ブースト3kg以上を可能とするキャパシティを持っていて1700psくらいまで発揮できるそうだ。
ちなみに、インジェクターは1200ccとビッグサイズで、アメリカ製のサージタンクとフューエルデリバリパイプを使いツインインジェクター化。そう、12本のインジェクターが装着されているのだ。これは、使用燃料をメタノールとかガソリン以外にしてパワーアップさせることも前提となっている(出展時は未セッティング)。

ミッションの油量をアップし、ドラッグレースのスタート時にオイルポンプが正確にオイルを吸い上げられるように改良されたフィルターのキットもオリジナル

ミッションの油量をアップし、ドラッグレースのスタート時にオイルポンプが正確にオイルを吸い上げられるように改良されたフィルターのキットもオリジナル

これほどのパワーを路面に伝えるためにも、極太でエアボリューム満載のドラッグ用スリックタイヤは必要となるだろう。
ちなみに、駆動方式に変更はなく4WD。
フロントタイヤの駆動力も使用しているが、ドラッグレースではリヤタイヤのトラクションが以下に必要なのかを感じさせる。

 

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