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LEDの数よりデザイン性が重視されるヘッドライトメイク

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ライトとしての機能を損なわず
純正デザインの良さを引き出す

ドレスアップの基本といえばホイールやエアロパーツ。さらにヒカリモノとなるのだが、加えるのではなくリメイクともいえるのがヘッドライトの加工だ。
かつては”数勝負”だったが、その潮流は機能性を兼ね備えて個性を出す方向に変化している。

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遊び心を取り入れたい人や純正志向のオーナーにオススメ。純正にプラスアルファの遊び心を加えたのが、210系クラウンのライト。プロジェクター内部にRGBカラーのLEDテープ忍ばせることで、様々な色で光るプロ眼を実現。純正HIDはそのままにしてあるので夜間走行に支障がないのもポイントだ。アイライン状のポジションの光源も同様に、RGBカラーのLEDに打ち替えられている

「今と昔ではヘッドライト加工の定番が大きく変わってきました。昔と言っても、ここ4、5年の話ですが(笑)。以前はとにかくインパクトを狙って2連、3連の大型プロジェクターやイカリング、LEDをどれだけ多く入れられるか、みたいなところで勝負していました」と語るのは、カスタムプロジェクト2300の杉本さゆりサン。

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静岡県に店舗を構えるカスタムプロジェクト2300の杉本サン。現役の16アリストオーナーでもある。オーナー時代から磨いてきた技術と知識を、ライトメイクに生かしている。 カスタムプロジェクト2300は、ライト加工以外にも、ドレスアップに関する作業は大得意。代表の杉本友哉サンは、本誌の表紙掲載歴もある有名オーナーだ。 現在、イカリングの装着を通常よりもお安く施工できるお得なキャンペーンを開催中。期間は11月末日まで

「最近は、必ずしもそうではない。純正の機能を生かして、さり気なく他と違いを見せる、という流れが主流になってきました。特に現行に近いクルマではその傾向が顕著です。それってやっぱり、最近の純正ライトがどんどんカッコ良くなってきているからだと思います。純正プラスαでも十分武器になるからです」という。

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プロジェクターの周りにイカリングも装着している。採用したチップLEDタイプは従来のCCFLと比べて、粒々とした光が楽しめる

そもそもプロジェクターを何個も入れたライトでは光軸がどうしても合わない。
当然のことながら車検はパスできないばかりか、普段の走行にも使えない。
イベントユーザーだったらあまり気にならないかもしれないが、街乗りに使うのであれば決してスマートとは言えないことだ。
最近は、そういう部分を気にするオーナーが増えているようだ。

ここで紹介するトヨタ210系クラウンのヘッドライトは、まさに純正プラスαの典型。
光源を変えることで、自分の好きな色で光らせられるのが特徴だ。
パーツは純正部品をそのまま使っているので、見た目の変化は一切ナシ。LEDに打ち替えてRGBコントローラーを繋げるだけ。色の変更はスイッチ一つで外部から操作可能という。custom_2-3
色の種類はほぼ無限大と言える。ちなみに男性からはレッドアイが人気なんだそう。210系クラウンの特徴であるアイラインも同色で発光し、存在感を高めている
「例えば、運転中は安全なホワイトに設定して、ナイトミーティングでは七色に光ってめちゃめちゃ目立てちゃう。そんなギャップって素敵じゃないですか(笑)」と杉本サン。

イベントでのインパクトを重視した16アリスト

16系アリストのライトは、これまでの話の流れをぶった切るような純正の要素はゼロのレイアウト。
イベントで賞を狙っているお客サンから、インパクトのあるライトを、というオーダーを受けて製作したそうだ。

インパクト抜群に仕上げたガッツリ系ヘッドライト。イベント仕様でど派手に加工した16系アリスト用ヘッドライト。「遠くから見ても目立つし、近くに寄ればアクリルのファイアパターンが楽しめる。とにかくインパクトを重視して作りました」と杉本サン。インナーをブラックアウトすることで、ファイアパターンの存在がより強調されている。このライトもRGBコントローラーを装着

インパクト抜群に仕上げたガッツリ系ヘッドライト。イベント仕様でど派手に加工した16系アリスト用ヘッドライト。「遠くから見ても目立つし、近くに寄ればアクリルのファイアパターンが楽しめる。とにかくインパクトを重視して作りました」と杉本サン。インナーをブラックアウトすることで、ファイアパターンの存在がより強調されている。このライトもRGBコントローラーを装着

このライトはインナーもかなり加工している。
外側に3連プロジェクターを移植、内側は日産V36型スカイラインのプロジェクターをインストール。
ファイアパターンでアクセントをアクリルで製作している。ちなみにこちらもRGBで色変えを可能だ。
アクリルは目立ちたい方にオススメとのことだ。

「このライトは要素の多さの割に綺麗にまとまりましたが、お客サンのオーダーによっては物理的に不可能な場合もあります。オーナーさんの『あれも入れてこれも入れて』という気持ちは、私もVIPオーナーなので痛いほど分かります。なので、製作前の打ち合わせはとても大事です。色々な材料やうちのデモライトを見ながら、私も色々な提案をさせてもらいます。その結果、納得していただいて満足してもらえたら最高です」と杉本サンは語る。

「RGBで色を変えられますが、やっぱりこのライトにはレッドが似合います」と杉本サン。
美しいアクリルメイクと3連+単眼プロジェクターと、さらにそれを覆うイカリングと、要素てんこ盛り。間違いなく、イベント会場でも注目を集められるはずだ。

アイラインをアクセントにLEDを敷き詰めた30セルシオ

最後は30セルシオ。レクサスLSのプロジェクターと粒LEDやアクリルを使っているが、主役はアイライン。内部に極薄のLEDテープを仕込んでいまる。
ぎっしりとチップLEDが敷き詰められているため、これだけ自然な面発光を実現できているそうだ。

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個性的なアイラインが目印 高級感と存在感を両立。インナーを縦断するアイラインが魅力の30セルシオの加工例。アイラインはシリコンチューブでできており、内部はLEDテープが貫通している。チューブはあえて不透明なものを使っており、そのためジワりと光が回って綺麗なライン発光を実現している。サイドの5本のラインもLEDと不透明なアクリルで発光

ウインカーはLEDの粒をギッシリと並べる。アイラインは昼間でも目立ち、全体のアクセントになる。サイドのアクリルはライン上に並べた。内部にLEDを仕込んで幻想的に光らせる。

「イベント会場でライトを加工しているクルマを見ると、私が作ったわけでもないのに嬉しくなっちゃいます(笑)。街乗りでも差をつけるなら、やっぱりライト加工がオススメです。気軽に何でもご相談くださいね」と杉本サン。

カスタムプロジェクト2300 TEL0545-64-5594 http://chic2300.com

(レポート:VIPスタイル編集部)

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