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乗り心地とハンドリングを良好にする正しいダンパー「減衰力」調整法

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ダンパーの減衰力を高めすぎず
サスペンションをしなやかに動かす

今のクルマはタイヤのグリップが高く、それに合わせ車高調整式サスペンションのスプリングレートも高めなので、ダンパーは逆に柔らかめにして、サスをしなやかに動かす方向にするのがオススメ。

サスが固く、タイヤのたわみも少ないと(低偏平タイヤのような)、コーナリング限界付近でグリップが一気に抜けやすくなる。スプリングを硬くした場合は、その分減衰力をソフトにしてバランスをとるのが定番。たとえば、バネレートをノーマル比の115%にアップしたら、減衰力(減衰比)は85%にセッティングするというイメージだ。

タイヤをよりハイグリップなものに交換したり、インチアップしてよりたわみの少ない(重い)タイヤに交換した場合も、ダンパーが固いと接地性が悪くなって、タイヤの性能を活かせないので、減衰力は少しソフト側に調整するといい。
前後別々に調整する場合は、基準を決めないとわかりづらくなる。

例えば、ブレーキ時のノーズダイブがもっとゆっくりの方がいいと思えば、フロントの減衰だけややハードにしてみる。反対に、ブレーキ時にリアがムズムズと不安定気味になるのなら、リヤをハードに。

トラクションを考えると、FF車ならコーナリング中にフロントをインリフトさせたくないので、フロントはサスが伸びやすいようにソフト気味に。リヤはハード気味に。FRならその反対にフロントハード、リヤはソフトに持っていくのが基本的な考え方。
逆にいえば、駆動輪の減衰力が高すぎると、トラクションが抜けやすくなるということ。発進時やタイトコーナーの立ち上がりなどで、一気にアクセルを踏み込んだ時ホイールスピンしやすいようなら、駆動輪の減衰力をソフトにする。

ハンドリングに関しては、ステアリングの転舵スピードが低い領域はいいが、素早く切り込んだ時にアンダーステアやピッチングが出やすいといった場合は、フロントの減衰力を少し落としてやるといい。
サスペンションのセッティングを出すのは、プロでも時間と手間のかかる作業。

一般ユーザーなら、メーカー推奨値を基準に、前後同じ段数だけ動かして方向性を確認するか、フロント側をハード側に固定して、リアだけソフト側からハード側へ少しずつ調整していき、好みのバランスが見つかったら、フロントを少しずつソフト方向へ調整し、さらに美味しいところがあるか探してみるのがいいかもしれない。

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