パッドのクリーニングと高い放熱性で
安定した制動力を実現するホールタイプ

スバル車のチューニングパーツをリリースするスバルテクニカインターナショナル（STI）が、ブレンボ製ブレーキシステムを採用するスバルBRZ GT（ZC）用『ドリルドディスクローター』を発売。
ブレーキパッド表面のクリーニング効果によって安定した制動性能を発揮する。

スバルBRZのハイパフォーマンスグレード『GT』は、ブレンボ製ブレーキキャリパー（フロント4POT、リヤ2POT）を採用する。
ブレーキローターはベンチレーテッドタイプだが、とくにスリットやホール（穴）を持たない標準仕様だ。

STIがリリースする『ドリルドディスクローター』は、ブレンボ社との共同開発したホール（穴）をもつドリルドタイプ。ブレーキローターに穴があるメリットは、ブレーキパッド表面のクリーニング性能および高温時のフェード抑制性能がアップすることだ。これによって、常に高い摩擦を実現して安定した制動性能を確保している。

もちろん、単純に穴が開いていればいいというわけではなく、性能差が出る穴の配列やサイズ、ホールの形状は、ブレンボ社とSTIが共同開発によって煮詰められ、確かな性能を実現しているのは間違いない。

このほか『GT』以外のグレード用ドリルドローターもラインアップ。こちらは、ディスク面のドリルドと内部構造のスパイラルベーン化によって高温からの冷却性能が約7％向上。なお、このブレーキローターは、STIブレーキパッドとのセット装着を推奨している。

STI『ドリルドディスクローター』は、スポーツ走行やワインディングロードなどのシチュエーションで強力なストッピングパワーとコントロール性を発揮させられることで、BRZのスポーツ性をより深く楽しむことができる必須アイテムといえるだろう。

スバルテクニカインターナショナル（STI）　https://www.sti.jp