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ツーリングワゴンの歴史を作り、「SUBARU」の歴史を支えた『レガシィ』をクローズアップ

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【2代目レガシィ(BD型・セダン)/BG型(ワゴン)

爆発的な人気を博した「SUBARU」珠玉の名作

 

プロフィール

初代のヒットを受け、エクステリアはキープコンセプトとしながら正常進化といえるフルモデルチェンジを果たした2代目。パワーユニットは2ステージツインターボの採用で250㎰を発生。AT車のセンターデフにはSVXに搭載されたVTD方式をレガシィとして初採用。96年のビッグマイナーチェンジではMT車が2ℓ車で国産車初の280㎰を達成した。
そして、白の”GT-B”が街にあふれるほどの爆発的大ヒットとなったのである。

主なグレード構成

2.5ℓ……250T/グランドワゴン
2.2ℓ……ブライトン220(ワゴンのみ)
2ℓターボ……RS(セダンのみ)/GT/GT Bスペック(ワゴンのみ)/GT-B(ワゴンのみ)
2ℓ……TS/TSタイプR/TX/TSタイプS/ブライトン
1.8ℓ……LX

★主要諸元 ※【  】内はMT車

グレード ツーリングワゴンGT-Bリミテッド
全長×全幅×全高 (㎜) 4680×1695×1490
ホイールベース (㎜) 2630
車両重量 (㎏) 1460【1430】
エンジンタイプ 水平対向4気筒DOHCツインターボ
排気量 (㏄) 1994
最高出力 (kW[ps]/rpm) 191[260]/6500]【206[280]/6500】
最大トルク (N・m[㎏-m]/rpm) 319[32.5]/5000【339[34.5]/5000】
10・15モード燃費 (㎞/ℓ) 10.2【10.6】
トランスミッション 4速AT【5速MT】
サスペンション 前/後 ストラット/ストラット
ブレーキ 前/後 ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 前・後 215/45R17
車両本体価格 (税抜・万円)※当時 301.3【294.8】
レガシィ、スバル、初代レガシィ、2代目レガシィ、BC型、BF型、BD型、BG型
スポーツワゴンとしての資質が備わった2代目『レガシィ』

[マリオと井元のプチインプレ]

マリオ(以下、)2代目はもう、シートに座った瞬間からスポーツですね!
井元(以下、)GT-Bはスポーツシートで、サイドサポートも張り出していますからね。
)この短い区間の試乗だと、ツインターボのトルクの谷間は感じない。
)今回はMTですが、ATだと、マニュアルシフトしたときやキックダウンしたときに、ある一定の回転域に落ち込んじゃうと加速しないんですよ。でも走り出しは軽いですね!
)こっちのほうが初代よりGC型に近い気がしますね〜。
)シフトのストロークなんかはGC型より全然長いですけどね。このクルマはC型のGT-B Limitedというのもありますが、私が乗っていた前期より、内装も高級感ありますね。前期はエアコングリルの周りとかもっとチープでした(笑)。
)  ツインターボって当時からトルクの谷間を指摘されていましたが、『インプレッサ』のシングルターボと比べると、微低速のトルクは『レガシィ』のほうが余裕ありますね。やっぱりプライマリータービンが低回転から利いている感じです。GCや初代『レガシィ』のRAも、低回転域のトルクはこれに比べると細い!
)この当時のスバル車って全体的に低回転のトルクは細いですよね。
)このクルマは後期型で、先ほど乗った初代の前期とは時代がかなり離れていますけど、それを差し引いても、初代と2代目の差ってだいぶ大きいですよね。一気にスポーツカーになった感があります。

レガシィ、スバル、初代レガシィ、2代目レガシィ、BC型、BF型、BD型、BG型

ガーニッシュが強調された2代目は、リアビューもより乗用車っぽい仕上がりに。

 

ビルシュタインサスが垂涎の的に!
後期型GT-Bに採用されたビルシュタインダンパーはフロントに倒立式を採用。『レガシィ』の装備として象徴的なアイテムとなった。レガシィ、スバル、初代レガシィ、2代目レガシィ、BC型、BF型、BD型、BG型

)初代と比べるとメカニズムなどにコストがかかった影響なのか、装備的には初代から継承されなかったものも多いですけどね。バニティミラーの照明とか、車速検知式集中ドアロックとか。マップランプはVABのB型まで使われてきた名作ですけど(笑)。
)2代目は井元さん初のスバル車で、初の『レガシィ』ですよね? 満足度からするとどうでした?
)めちゃめちゃ高かったですよ! クルマ好きの友人たちからも注目されました。
)そうですよね。当時はすごい人気で、”お前すごいクルマ買ったな!”という感じですよね。”250㎰かよ!”とか言われませんでした?
)ちなみに女子ウケもめっちゃよかったです(笑)。
)そうでしょ? 当時付き合っていた女のコが、私のGC型に乗るときはすごい嫌な顔をして乗ってたのに、車検の代車で2代目『レガシィGT』が来たときはスゴイ喜んで”レガシィ・ツーリングワゴンや!”ってとても目を輝かせてましたから(涙)。”普段も大して変わらんクルマに乗ってんのに、なんでそんなに違うんだよ!” って当時は思いましたけど(笑)。レガシィ・ツーリングワゴンのブランド力を、マジマジと実感しましたね。

2代目『レガシィ』は・・・
「初代よりもGC型に近いものを感じる(マリオ)」
「トルクの谷間はあるけど走り出しは軽快(井元)」

ビッグマイナーチェンジ前

ワゴン部門の世界速度記録樹立!レガシィ、スバル、初代レガシィ、2代目レガシィ、BC型、BF型、BD型、BG型2代目ではワゴンが米国ボンネビルで1㎞の区間平均速度249.981k㎞/hを達成し世界記録を樹立。

注目グレードはコレ!!レガシィ、スバル、初代レガシィ、2代目レガシィ、BC型、BF型、BD型、BG型

最終型に追加されたGT-Bリミテッドには大型フォグランプやウッド・レザーのコンビステアリング、ウッドシフトノブを採用。

井元貴幸が選ぶマニアックポイント

 

「我ら好き好きレガシィ団」。次回は3代目と4代目を紹介しまーす!

 

[リポート:マリオ高野/井元貴幸]

 

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