結成20周年を迎えた日産応援団に感謝状を贈呈
『2016y 第19回ニスモフェスティバル』
19回目を迎えた『NISMO FESTIVAL』は日産/NISMOが応援するファンを大切にしていると感じた1日だった。日産応援団の特別展示の開催やフィナーレの感謝セレモニーなど、応援団でなくても目頭が熱くなった。
「飾るのではなく走らせる」最大の魅力はそこにある
第19回の開催は12月11日。この年は富士スピードウェイ50周年の記念イヤーとなることから、富士にゆかりのある日産の歴代レーシングカーを中心に構成されていた。
S54型スカイライン2000GTからハコスカGT-R、R380といった’60年代から’70年代にかけて日本のモータースポーツシーンを駆け抜けたマシン(’16年のレストアはチェリーFⅡ)。
そして’80年代のスーパーシルエット。さらに’90年代のグループC、グループA。現代に続くGTマシンたちが揃えられた。
往年のレーシングカーは毎年「ニスモ」で整備されているため、現在もレーシングスピードで走るファンの前に見せられる。それだけ、日産/ニスモがモータースポーツの伝統、DNAを大切にしていることがわかる。
一方で、毎年「日産/ニスモ」に熱き声援を送り続ける”日産応援団”が設立20周年を迎えたことを記念した特別展示がピットビル3階で開催。その原点はGT-Rによるル・マン24時間レースチャレンジ時代まで遡る。それが『ニスモフェスティバル』を開催する原点となった。
また、フィナーレではサプライズで「日産/ニスモ」を代表して片桐隆夫社長から日産応援団の黒澤剛団長に長年のサポートに対して感謝状が贈呈された。
ファンを一緒にモータースポーツを盛り上げる気持ちは20年経過した今も変わらない。こうした結ばれた関係は他のメーカーのファンではあり得ないこと。現場にいた誰もが暖かい気持ちになったはずだ。
このように「日産/ニスモ」とファンとの一体感を味わえるのがこのイベントの大きな魅力である。
[リポート:GT-Rマガジン編集部]