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キャンピングカーも必須!車中泊を快適にするアイテム5選

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車体の水平を取ることが安眠への第一歩

車中泊では、車内のシートをフラットにして車中泊用のマットを敷いたり、逆にシートを畳んでアウトドア用ベッドを展開すれば、ミニバンやワンボックス車でもとりあえず就寝はできる。
しかし、このようにして眠っていても良く眠れず、車中泊を極める人は寝心地の良さを求めてキャンピングカーに買い換えるケースもあるようだ。

しかしキャンピングカーだから快眠できるとは限らない。

とくに道の駅などの公共駐車場や、高速道路のPA(パーキングエリア)泊やSA(サービスエリア)泊では、キャンピングカーなのに快眠できないと嘆く方が多い。その原因で多いのが、車両の傾きと揺れに加え、騒音や照明などの車外環境問題。

車両の傾きは、一見すると平坦に見える駐車場でも、水捌けを良くするために傾斜をつけるので、何処でも起きてしまう。寝る姿勢に対して横方向に傾いていると、知らぬ間に下がった方向に寝返ってしまい、頭側に下がっていると寝苦しくなる。

これを解消するのに便利なのが、タイヤの下に敷いて車両を水平にする「レベラー」と呼ばれる製品で、キャンピングカー用ではタイヤを乗り上げる時の滑り止め(アンチスリッププレート)や、乗り上げたタイヤを固定するチョック・レベルアップをセットできる製品もある。

またミニバンベースのeキャンパーや軽自動車ベースの軽キャンでは、エントランスの出入りで車体が揺れてしまい、就寝中に起こされてしまいがち。それを解消するグッズとして、車体の下に入れて地面と固定する耐震ジャッキがある。一見するとタイヤ交換時などに使うジャッキスタンドのような形だが、車体を持ち上げるのではなく、あくまで車体の揺れを制御する製品なので、手で回して固定でき、プラスチック製なら数百グラムと軽い。この車体の同様を防止するために、家屋の床の横木を基礎に固定する建築資材の「束(つか)」を応用するキャンピングカーもいる。ただし、「束」で高さ調整を行なうには専用のスパナが必要だ。

このような車体の傾きや揺れを補整する時に必要となるのが”水準器”だが、最近は百円ショップで購入できるほか、スマホの無料アプリもあるので手軽に利用できる。

 

 

断熱遮光シェードで騒音やライトの光を軽減する

次に安眠妨害となる騒音や外光などの車外からの問題に対して役立つのが、窓の内側に付ける断熱遮光シェード。
キャンピングカーのパーツメーカーが手掛ける製品は様々あるが、基本は車種ごとに全ての窓に吸盤でワンタッチ装着でき、夏は日差しや熱気を遮断し、防音効果の高い製品が多い。さらに外側がアルミシート、内側に難燃のソフト素材を採用するタイプが主流なので、車外から中の様子が見えず、プライバシーも確保できる。

同様の製品を自作するDIYの達人は、吸盤では無く、窓枠にマグネットテープを貼り、シェードに小さな磁石を付けて装着できるようにしている。

また、車中泊で意外と不便さを感じるのが夜間照明。とくにドアの開け閉めの際にドアノブの場所が判りづらい。この解消法として役立つのが、車内側のドアノブに発光テープや蛍光テープを貼る方法。これらの製品も最近では百均ショップで販売されている。さらに超小型のセンサーライトをドアの内側に設置する手だ。

ドアの車外側は、キャンピングカー用のエントランスライトを付けるのが最良だが、最近は小型でソーラーパネル一体型のセンサーライトも存在する。機種によっては吸盤装着式やマグネット式があるので、日中にフロントガラスの内側に置いて充電し、夜間にドアの上に設置すると便利だ。

このような製品を使うことで車中泊が快適になるが、中には車外に椅子やテープルを置き、そこにランタンなどを置く方もいるが、公共駐車場は車外に物品を持ち出したり、駐車エリアでの車外休息は”違法行為”となるので止めよう。

逆に車外に椅子やテーブルなどの持ち出しが許されるRVパークやオートキャンプ場などでは、持ち出した物品が夜露で濡れたり、雨天時にドアからの出入りで雨水が吹き込まないよう、簡単に設置できるカーサイドタープがあると便利だ。

最近は傘のように簡単に広げられるタイプもあり、車体のルーフに強力な吸盤で固定する。

また、悪天候に耐えられる車体側面を全て覆える居住スペース用のカーサイドテントやサファリテントと呼ばれる製品もあり、必要に応じて使い分ければ、より快適な車中泊を実現可能だ。

 

(レポート&写真:井田一徳)

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