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「電動車いす」ロボットは”乗る”と”同伴”で高齢者の自立をサポート

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

進化する車いすは電動化だけでは止まらない

2018年10月10日(水)~10月12日(金)、東京ビッグサイトで「第45回 国際福祉機器展 H.C.R.2018」が開催された。いわゆる介護にかかわるさまざまなアイテムが並ぶ福祉機器の総合展示会だ。

福祉機器はさまざまあるが、その代表的なアイテムといえば、車いすだろう。
既存のモデルが軽量化やサイズバリエーションの展開、さらに機能追加などで進化する一方、モーターを組みこんだ電動車いすや、WILL(電動車いす)をはじめとする次世代型車いすもこの展示会では数多く見られた。

ここで紹介するのは、台湾のメーカーが提案する新たな車いすロボット。その名は「iBuddy」。
高齢者が、長期的な介護人生に入るまでの速度をいかに緩和できるのかというところに注目したモデルで、自動追跡機能を持つというのが大きな特徴といえる。

 

「同伴ケアロボット」から
「ドライブモード」へトランスフォーム!

さまざまな機能が衰え始める高齢者のために、自主的な行動力、外出する能力を維持する、というところに着目したこの「同伴ケアロボット」は、周囲の環境を判断しながら、高齢者の近くで追跡してくれるというものだ。

そして、疲れて歩けなくなったら「ドライブモード」へとトランスフォームする。タマゴ型シェル状の上部のハッチドアがスライドすると中からシートが現れる。
このハッチドアには指紋識別システムが搭載されており、直感的に操作が可能で、防犯性も高い。

ボディ下部にはタイヤが(駆動輪を含む)4輪あり、補助輪も用意。回転半径は61cmとコンパクト。
「iBuddy」への乗降についても、ロボット動力システム制御技術を導入し、スイッチを押すだけで椅子が前に移動する、収納式立ち上がりサポートシートシステムを採用。スマートフォンでの操作も可能。

また、本体内にはGPSオートポジショニングシステムが内蔵されている。IoTとクラウドサービスによる現在位置を家族が把握することができ、介護者の同伴を減らすことが可能となる。

搭載バッテリーは標準モデルでリチウムイオンバッテリーだが、鉛バッテリーの選択も可能。ヨーロッパと日本で、来年発売する予定だという。

 

*本文中「iBuddy」につきまして正しくは台湾のメーカーとなります。関係各位ならびに読者様にご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

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