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サーキットによってもいろいろ?「走行会にライセンス不要なワケ」

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

主催者によって異なる

全国の主なサーキットでスポーツ走行に参加する場合は、そのサーキット独自のサーキットライセンスを取得するのが原則だ。JAFが発給しているA級ライセンスやB級ライセンスは、競技に出場するためのライセンスなので、サーキット走行用のライセンスとは別になる。

しかし、多くの人が利用しているサーキット走行会では、ライセンスが不要のケースがほとんどで、参加する敷居が低くなっている。同じサーキットの走行なのに、なぜライセンスの有無の条件に差があるのかというと、簡単にいえばそれぞれの”主催”が違うからだ。

サーキットの運営会社が直接主催しているスポーツ走行では、そのサーキットでのルールを熟知してもらい、会員になってもらうことが前提なのでライセンスが必要となる。

一方で走行会は、主催者がコースを貸し切るカタチでレンタルし、その主催者のルールでサーキット利用する仕組みとなるため、主催者がOKならばライセンスは基本的に不要だ。

サーキットによっては、主催者の希望があればサーキットの逆走をすることも可能。他にも、コース内で止まって集合写真を撮ったり、ブレーキだけの特訓を行ったり、ドリフト走行をしたり、ゼロヨンをやったり、特定のコーナーだけ練習したり、パイロンを並べるなど、安全面の最低限のルール(音量規制等を含む)を守れば、コースの使い方は自由なのである。

もっともライセンス不要といっても、サーキット走行の基本ルールの遵守が求められるのは当然で、走行会でも事前のミーティングやスケジュール・マナー、ルールの再確認は必須。参加時に誓約書などの提出も義務づけられているため、注意事項には必ず従いたい。

またミニサーキットなどの場合は、貸し切りの走行会以外でもビジターとしてライセンスなしで走れる時間や料金体系が設けられているところもあるので、いろいろ調べてみるといいだろう。

年間も通してサーキットを走りたいという人は、サーキットが発行するライセンスを取って、スポーツ会員になるのも一手。年会費は必要だが、頻繁に利用する人ほどオトクに走行できる。

反対にときどきしかサーキットを走らない人や、特定のサーキットだけでなく、いくつかのサーキットに通いたいという人は、ライセンス不要の走行会を利用した方がリーズナブル。自分の楽しみ方に合わせて、モータースポーツを楽しんでほしい。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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