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スバルSTIの最高峰コンプリートカー「Sシリーズ」が北米で登場【NAIAS2019】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

史上最強!! 大型タービン搭載のSTI S209

 アメリカ・ミシガン州デトロイトにあるCOBOセンターで2019年1月14日~27日に開催となる2019年北米自動車ショー(NAIAS2019)で、SUBARU/STI(スバルテクニカインターナショナル)が世界初公開したのがSUBARU『STI S209』。スバルWRX STIをベースにSTIが手掛けたコンプリートカーだ。

 スバル/STIのプレスカンファレンスでは、ステージにS209をはさんでSTIが発売したコンプリートカー、インプレッサ22B(1998年)とWRX STI(2004年)が並び、米国では史上初となるSTIのコンプリートカーの最高峰となる「Sシリーズ」の登場を祝った。

 S209は、「ドライバーの意のままに操れる”速さ“」を実現するべく、アメリカ仕様のWRX STIをベースにエンジンや足回りを専用開発。米国ではすでにSTIチューンドモデルとして、「WRX STI Type RA」と「SUBARU BRZ tS」が販売されたが、これに続く第3弾モデルであり、STIコンプリートカーの最高峰「Sシリーズ」として初のモデルとなる。

 専用大型エアクリーナーや専用吸気ダクトで吸気抵抗を抜本的に低減した効率的なエアインテークシステムを作り上げている。また、専用開発の大径ターボチャージャーも採用。

 BBS製の鍛造19インチホイールにダンロップ製265/35R19ハイグリップタイヤを履く。さらに専用開発のビルシュタインダンパーと専用コイルスプリング、強化ブッシュと組み合わせ、オーバーフェンダーでボディ幅を広げている。

 もちろん、お決まりのストラットタワーバーやドロースティフナーといったSTI独自のフレキシブルパーツを装備し、カーボンルーフも採用。フロントアンダースポイラーやフロントバンパーサイドカナード、ドライカーボン製の大型リヤウイングといったエアロパーツで特別感を生み出した。

 ボディ外装色に、WRブルー・パール(ホイール色はマットグレー)、クリスタルホワイト・パール(ホイール色:マットゴールド)の2色を採用。米国内では2019年内に限定発売することとなる。

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