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焚き火こそ大人が楽しんでほしい夜のアウトドアだった

投稿日:

TEXT: さいば☆しん

  • 焚き火、キャンプ、アウトドア、楽しみ方

規則的でも不規則でもない揺らぎが
緊張と心を癒す効果を持つ

「冬は寒いから」なんていう理由でお出かけも控え目。マイカーを所有しているからこそ勿体無いハナシですよ。日本には素晴らしい四季があり、寒い季節のキャンプだからこそやっておきたい儀式があるんです。

 その中で一番のおススメは「焚火(たきび)」。焚火を囲んで過ごすひと時は、一度、体験したら病み付きになります。チロチロと、時にパチパチと燃える炎を見ながら過ごす至高の時間。
 人類が猿人からの進化を果たし、焚火で暖をとる様になってからのDNAを脈々と引き継いでいるとしか思えません。究極の癒しといってもイイでしょう。

 時間が経つのも、まるでタイムマシンのごとく。焚火飯に舌鼓を打ち、酒を呑み、語らうことで時間がゆったりと一秒一秒大切に過ぎていく……。友人・知人・家族、そして初めて逢った人でさえ、至福の時間を共有する事ができます。焚き火、キャンプ、アウトドア、楽しみ方

 これは体験談になりますが、普通ではなかなか話せない事も、素直に自然に話せてしまう。普段は会話がないお父さんと娘さんとか、最近、トキメキを感じないのよね・・・っていうご夫婦。会社では、仕事の話しかした事がない上司と部下とか。
 それが、あら不思議、炎のゆらぎを見ていると、普段は思っても言えない様な事が自然に口からこぼれ出ます。時には、思ってもみなかった事も、思わず話しだしてしまうなど、じつに不思議な感覚。もしかしたら、人間が本来、持っているかもしれないココロの中の氷のカケラが、焚火の火によって溶けるのかもしれません。

 ただし、火をつけるのは多少のコツがいります。パッと火がつく生活に慣れた現代人には、これもまた鮮烈な体験ですし、火が灯った時は子供の様に嬉しい達成感があります。
 煙の方向ではゲホゲホもので「煙はバカの方にくる~」と笑いながら、席を移すのも楽しい思い出。焚火の匂いも素敵で、その匂いだけで焚火が恋しくなるマニアが多いことも事実(私もですが・・)。焚き火、キャンプ、アウトドア、楽しみ方

 最後に、楽しい焚火の後始末は、しっかりとお願いします。ここでも、バッドマナーは許されません。
決して焚火だけに限った事ではありませんが、安全上でも、最後まできっちりと面倒をみるのが焚火の掟。帰る時、来た時よりも美しくです。
 ああ、こうして焚火の事を書いているだけで、鼻腔の中には、焚火の懐かしい匂いがして、また出かけたくなりました。

 

執筆&イラスト:さいば☆しん

さいば☆しん(彩羽森:くるま旅作家/くるま旅コンサルタント)

キャンピングカーで日本全国くるま旅。主にキャンピングカーで漫画&コラムを創作、キャンピングカー雑誌や関連サイトに連載したり、ショーイベントではトークショーで、キャンピングカー&くるま旅の素晴らしさを伝える。体内に凶暴な腹の虫を飼っていることでも有名。

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