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激安マーチをベースに「日産GT-R50 by イタルデザイン」風にカスタム! その中身とは

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: 小鮒康一

ベース車を安く買って自分好みの仕様に

 2月9日からインテックス大阪で開催された大阪オートメッセ。展示されている車両はメーカー系やプロショップだけではなく、自動車大学校に通う学生が手掛けた車両も存在している。中でも日産の自動車大学校2校はアプローチこそ異なるものの、インパクトなら他の展示車両にも負けない2台を展示していた。

 日産愛知自動車大学校は、往年の日産ラリーカーを思わせるトリコロールカラーを纏った日産フェアレディZを展示。スポーツカーというとローダウンするものという定説を打ち破るアゲ系のZを作り上げてきた。

 モチーフこそ初代のS30系フェアレディZであるが、オフロードカーを思わせるスタイルで40mmも車高がアップされている。当然Z用のリフトアップキットなどは存在しないため、同校OBが営むSUVプロショップADDICTに制作を依頼。235/75R15という大径のマッドなタイヤとの組み合わせで大迫力に仕上がっている。

 当然ノーマルフェンダーでは収まらないため大幅にカットし、FRPで作成したオーバーフェンダーを装着。前後パンパ―もそれに合わせてFRPで新規制作。オフロードカーらしいフロントのバーはホームセンターの鉄パイプを使用し、余ったパイプはマフラーにも流用されている。

 さらにリアセクションはフロアパンを残して大胆にカット。新たにFRPで荷台を作成し、実際にタイヤなどを積んでも全く問題ない強度のあるものとした。

 また、ピラーやドアノブ、そして室内には、たがねを使って金属に彫刻する彫金という手法で描かれた装飾パネルを装着。板金の応用で作り上げたというが、1枚作るのに2週間かかったという超大作。しかし装着する段階で破損し、何度か作り直したという苦労の結晶だ。ちなみに左ハンドル仕様がベースとなっているのは、初代Zのラリーカーをモチーフにしているから……と思いきや、ベースが学校の実習車で、たまたま左ハンドル仕様だったからだそうだ。

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