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ホイール汚れの原因「頑固なブレーキダスト」の除去方法と予防策

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

鉄粉を放っておくのは危険行為

 クルマ好きならば気になるのがホイールの汚れ。いくらボディをキレイにしてもホイールが汚いと全体のイメージは美しいと言えない。今回はキレイに保つ方法だけでなく、汚れの原因となる「ダスト」そのものについて考えてみよう。

 まずダストの正体だが、路面からの泥はねもあるが、原因の多くはブレーキによるもの。厳密に言うとブレーキパッドのカスや、ブレーキローターが削れたものも含まれている。後者はホイールの表面に突き刺さり、そこから腐食が内部に入り込むこともあって、じつは厄介な存在だ。

 このブレーキダストによる汚れは、ブレーキに対する考えの違いで国産車よりも輸入車に多い傾向。日本車は鳴きを防止し、ダストを最少限に抑えつつ、できるだけブレーキパッドやブレーキローターを長持ちさせることを重視する。一方、海外では頻繁な交換を前提として、柔らかいパッドとローターを使用することが多い。そうすることで効きはもちろん、ペダルタッチがよくなり、高いドライバビリティを確保。最近では日本車も走りの質にこだわるようになり、ダスト量の多い、摩擦係数を高めたブレーキを採用するクルマも増えてきている。すなわち、ホイールの汚れという点では、より厳しい時代になってきていると言っていいだろう。

 では、どうやってクリーニングするのがいいのか。まず日常的な洗車では、ボディをきれいにしてから最後にホイールを洗う。ダストによるボディへのキズを防止するために、ホイール専用のスポンジを用意するといいだろう。また、マメに洗うことで「焼き付き(ダストの固着や侵食)」が防止できる。

 この焼き付きはホイールの表面ではなく、ボルト穴やスポークの角に固着しやすい。使用済みの歯ブラシなどを使って、キズが付かないように優しくクリーニングしてやろう。その際、ホイールを回転させてみたら下向きの部分がやり漏れていた、なんていうこともあるので、視線を変えつつ、見えないところもキッチリとキレイにしてやりたい。

 また、ホイール表面に刺さった鉄粉に関しては「トラップ粘土」を使用して取り除いておこう。このトラップ粘土は、軽いダストの焼き付きならば取り除けるので、ひとつ持っているといいだろう。また、ホイール用のダストクリーナーもオススメだが、洗浄後はクリーナー成分が残らないように水ですすぐこと。そして、水分をしっかりと拭き取ることも大切だ。

 さらに、話題となっているのがホイールコーティング。最近のホイールはクリア層があるので表面はツルツルしているが、さらなる保護という点で注目したいメニューだ。ボディコーティングの延長として登場したもので、ホイールをキレイにした後に施工しておくと被膜で保護。汚れを防止するというよりも、付着した汚れが落としやすくなるといった印象だ。

 このホイールコーティングは専門ショップでの施工も増えてきている。もちろん市販のコーティング剤も売られているので、気になる人は試してみるといいだろう。

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