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50年以上は当たり前! ロングセラーな国産長寿車ランキング<前編>

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TEXT: 手束 毅  PHOTO: トヨタ/Auto Messe Web編集部

誰もが知るメジャーな存在へ

 国内で自動車が普及し始めてきた1960年代から現在にかけて消滅した国産車は、数えるのが難しいほど。時代と共に、ユーザーが求める嗜好が変化するため、消えていった車種のなかには一斉を風靡したモデルも珍しくありません。

 逆に、1966年に誕生して53年を迎えるトヨタ・カローラなど、多くのユーザーが支持することで長い歴史を誇る国産車も存在しています。今回は、車名を変えずに「同じ名前で売り続けられている国産車の長寿車ベスト5」を紹介しましょう。

 

1位 トヨタ・ランドクルーザー(1954年~)

 意外と知られていませんが、単一の車名として国産車で一番の歴史を誇るのがトヨタの「ランドクルーザー」。トヨタ・ジープとして1951年に誕生したランドクルーザーは、その名の通り軍用車として開発されました。ただ、その車名が本家ジープを販売していた米ウイリス・オーバーランド社の商標にひっかかるため、ランドクルーザーと名称を変更したことから歴史がスタート。現在は200系が販売され国内はもとより、海外でも高い人気を誇っています。

 

2位 トヨタ・クラウン(1955年~)

「いつかはクラウン」とのキャッチコピーでお馴染みのトヨタ・クラウンは、初代が1955年に登場。現在までに15代のモデルがデビューしています。クラウンで注目したいのが、初代から現行までトヨタの上級セダンとしての地位を築いていること。とくに、「日本人好みの高級車」としてのこだわりは他に類を見ません。

 

3位 日産・スカイライン(1957年~)

 国産車のなかでも得にブランドイメージが高い日産スカイライン。「ハコスカ」「ケンメリ」など歴代の各モデルそれぞれに、熱狂的なファンを抱える希有な国産車といえるでしょう。初代は1957年にデビュー。当時は日産ではなく、プリンス自動車のミドルセダンとして販売されていました。

 V6エンジンを搭載する11代目以降、現行モデル(13代目)にかけては、全盛期と比べて販売台数は低迷していますが、「日産といえば」の知名度はいまだに随一です。

 

4位 マツダ・キャロル(1962年~)

 販売が休止したりブランドが廃止されたことがあるものの、初代の登場は57年前となるのがマツダ・キャロル。現在まで続く軽自動車のブランドとしては最古のモデルとなります。

 現在販売されているのは、スズキ・アルトのOEMモデルですが、初代と共に注目を集めたのが1989年にデビューした2代目。丸目ヘッドランプやファンシーな外観で、特に女性からの支持を集めました。いま見ても、30年前に出た軽自動車とは思えないほどポップなエクステリアです(写真は初代キャロル)。

 

5位 トヨタ・カローラ(1966年〜)

 ひと昔前まで、ファミリーカーと言えばこのクルマを差す言葉とも認識されていたカローラ。近年、国内では苦戦しているものの、現在は「アクシオ」というサブネームが付く12代目が販売されています。

 趣味性が高いクルマではないものの、クルマ好きに注目を集めたのが6代目。1.5リッター以上のエンジンすべてがツインカム化され、上級車に負けず劣らずの高い質感を有するインテリアなど、このモデルから「大衆車」というワードが消えたといえるでしょう。

 

 近頃は「人生100年」が唱えられている日本社会ですが、そぞろ還暦を迎えていたり、そこに向かっている日本の長寿車。次回はさらに5台をご紹介いたします。

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