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過酷な冬にストレス満載! 春こそ見ておきたい自動車メンテナンス

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

冬場を乗り越えたクルマは疲労度アップ

 チョークを引いたりすることもなく、昔に比べたら冬の寒さというのはクルマにとってシビアではなくなったのは事実。だからといって、クルマにとって負担はないのかというと、そうでもない。問題なく走るというだけで、場所によっては相当なストレスがかかっているし、それらは冬の終わりにしっかりとメンテしたりして取り除いておかないと、クルマの寿命を縮めることもある。とくに雪道を走ったクルマは要注意だ。

バッテリー点検

 冬が終わってまず行ないたいのは消耗品の点検。なかでも筆頭格は寒さに弱いバッテリーであり、特に冬場の性能は下がりやすく、それがきっかけでイッ気に消耗が進むだけに注意が必要だ。点検方法はまずは端子も含めて外観をチェック。汚れや割れなどがないかを見ておき、可能なタイプなら内部の電解液の量を確認して、減っていたら補充しておく。ただ、現在は補水不要のメンテナンスフリーバッテリーが増えているので、点検自体不要になってきているのも事実だ。

 では、肝心の充電状況だが、以前であれば比重計と呼ばれるアイテムを使って充電状態を測っていた。しかし、最近では簡易比重計としてバッテリー上部にインジケータ(別売りタイプもある)が付いていることが多く、中を覗いて色で確認できるのでわかりやすい。もちろん充電不良であれば充電するのだが、普通に走っていて充電不良になるというのは考えにくいので、プロに詳しい点検をしてもらってダメなら交換したほうがいいだろう。

 

ボディの下回り洗浄

 そしてバッテリーと並んで冬のあとに注意したいのがボディの下まわり。雪道を少しでも走っていると融雪剤(塩化カルシウム)が付着している可能性がある。融雪剤は凍結した路面や積雪を解かしてくれるもので、簡単に言ってしまえば塩と同じ。つまり放置しておくと、どんどんと下まわりを腐食してしまう。今まで、何台も被害に遭ったクルマを見てきたが、最近のクルマでも腐食は確実に進むので注意が必要だ。

 最近は、雪道以外でも気温が低くなる予報が出ると、都市部でも橋や高架線で事故防止のために融雪剤を散布することがある。山間部の高速道路も同様だ。雪道を走っていないから大丈夫と思わないほうがいい。

 対策としては冬の終わりはもちろん、定期的に下まわりを洗浄すること。駐車場でホースを下まわりに入れて洗い流すか、セルフ洗車機だと下まわり洗浄モードが付いているものがあるのでそれを利用するのも手だ。また雪国であれば、シーズン前に専用のコーティングを施工しておくのも予防という点で効果がある。

 

ワイパー&エアコンフィルター点検

 そのほか、雪道などを走行すると泥跳ねでウインドウが汚れやすいので、ウォッシャーを多用しがち。ワイバー自体もゴムだけに寒さや雪などによってダメージを受けている可能性もある。状態を見てウォッシャー液の補充やワイパーのゴムの交換をしよう。

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