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車両価格も維持費も安い! サーキット走行にオススメな軽自動車5選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

走りが楽しく初心者にもオススメ

 この10年で飛躍的に増えた軽自動車によるサーキット走行。車両価格や維持費の安さはモチロンだが、魅力的なイベントやパーツが増えたことも一因だ。そこでコレから走りたい人にピッタリの軽自動車を、1998年10月以降に登場した新規格モデルに限定して紹介していこう。

 

【スズキ・アルト(HA23)】

 まずはブームの火付け役といえるスズキの「アルト(HA23系)」を抜きには語れないだろう。販売台数が多く、ベース車両が格安で入手できる。軽量化すれば車重は700kgを切ることも可能。また、搭載するK6エンジンはワゴンRなど様々なクルマに搭載され、内部パーツを流用しやすいのもありがたい。

 じつは、HA23アルトは10年ほど前からサーキットを席巻しており、今はチューニング済みの車両も多い。さらにK6はエンジン型式が同一のターボ仕様もあり、載せ替えても公認車検が不要なのでターボ化も人気。ただし新規格といえど年式はそこそこ古く、日ごろのメンテナンスは入念に行ないたい。

 

【ダイハツ・エッセ(L235S)】

 続いてはダイハツの「エッセ」。ベースとなったのはL275ミラで、いずれも同じKFエンジンを搭載し、低~中速トルクの太さはスズキのK6エンジンを上まわるほか、前述のHA23アルトより年代が新しくシャシー性能も上だ。

 エッセは5ドアのみでミラも5ドアがあるため、居住性が高く通勤や通学として使う人にもオススメ。リヤホーシングの強度が弱く、ハイグリップタイヤでスポーツ走行すると折れやすい弱点もあったが、ABS付き車両のホーシングを流用することで解消できる。

 なおエッセとミラはホイールベースの差が大きく、タイトコーナーではエッセのほうが頭の入りがよく、高速コーナーではミラのほうが安定するという違いがある。好みや走るコースによって選んで欲しい。

 

【スズキ・アルト(HA36)&ダイハツ・コペン(L880K)】

 続いてはHA36系の「アルト」。久々に復活したワークスの人気は説明するまでもなく、チューニングするなら装備を簡略化した『ターボRS』という選択肢もあり、現行車種としては異例なレベルの軽さも武器。新車で買えるのも魅力で、4WD/2WD/ターボ/NAを予算や目的に応じて選べる。

 ターボでもうひとつ挙げるなら先代モデルのL880K『コペン』。デビューは2002年で程度のいい中古車は高騰しているが、4気筒のJBエンジンはチューニングパーツが豊富で、普通車と対等どころかそれ以上の速さで走るクルマもいる。

 

【ダイハツ・ミラ イース(LA300系)】

 最後にATやCVTの2ペダル車両。HA36アルトのAGS(自動変速MT)も捨てがたいが、ミラ イースに代表されるLA300系のCVTをイチ押ししたい。ミッションは常に美味しい回転域を使ってくれるし、エンジンはエッセやL275ミラと同じKF-VE型。特に有利なのは上りのタイトコーナーで、キックダウンを伴うAT車がもたつくのに対し、加減速のスムーズさは上手なドライバーが操作するMT車と遜色ない。

 ピクシス・エポックやプレオとメーカー違いの兄弟車が多く、個性的なベース車で楽しみたい人にもピッタリだろう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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