クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 紛らわしいカスタマイズ用語「アルミホイールとアロイホイール」の違いとは
CUSTOM
share:

紛らわしいカスタマイズ用語「アルミホイールとアロイホイール」の違いとは

投稿日:

TEXT: 山本晋也  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ほとんどのアロイホイールはアルミホイール

 クルマの足元、とくにホイールのデザインは全体のイメージに大いに影響するもの。コンパクトカーや軽自動車であっても、上級グレードにはアルミホイールを標準装備していることが多いものですが、それだけホイールの違いは見た目の高級感に関わってきます。

 そんなホイールですが、輸入車ではアルミホイールではなく「アロイホイール」と記載されているのを見たことはないでしょうか。いったい「アルミ」と「アロイ」はどのように違うのでしょうか。

 まず「アルミホイール」というのは、文字通りアルミ素材で作られているホイールのこと。アルミといっても純アルミニウムでは強度や剛性に不足するので、マグネシウムやシリコンと合わせたアルミ合金で作られています。

 ちなみにアタッシュケースなどに使われる「ジュラルミン」はアルミ、マグネシウム、銅などによる合金で、最近では強度を活かしたジュラルミン製ホイールも登場。いずれにしてもアルミホイールというのはアルミ合金製のホイールのことです。

 

アロイホイールとは「合金製」ホイールのこと

 さて「アロイホイール」の「アロイ」という言葉は、英語では「Alloy」と書きますが、これはまさに合金を示す単語のこと。つまり、アルミ合金で作られたホイールは「アロイホイール」というわけで、輸入車のカタログでアロイホイールと書いてあっても、ほぼアルミホイールを指していると理解しておけば問題ありません。

 ただし、より軽量なホイールとして、ごく少数ですがマグネシウム合金製ホイールも存在します。国産車では、トヨタ2000GTが純正採用したことが、なかば伝説的になっています。ただし、かつてのマグネシウム製ホイールは腐食に弱く、耐久性の面でネガがありました。アフターパーツで見かけるマグネシウム製ホイールは、耐腐食性を高める表面処理がなされているので、そうした問題はずいぶんとなくなりました。

 というわけで、「アロイホイール」という言葉が指しているものは、大半がアルミホイールといえますが、中にはマグネシウムなどアルミに分類されない合金製のホイールも含まれる、ということになるのです。

 ただし、ホイールメーカーでは、マグネシウム製ホイールを「アロイホイール」という書き方をすることはなく、より強靭なマグネシウムであることをアピールするはず。ですから、やっぱりカタログなどに「アロイホイール」と書いてあれば、アルミホイールと同義だと考えて問題ないでしょう。

すべて表示

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS