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福祉車両のスロープが登れない!車いすのサイズ選びが大切な理由

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TEXT: 諸星陽一  PHOTO: Auto Messe Web編集部

スロープや車いすの幅はタイプ毎に異なる

 車いすのまま乗車できる福祉車両。しかし、クルマにサイズがあるように乗車するためのスロープ幅にもサイズ差があります。また、車いすにもサイズがあって、場合によってはスロープに入らないことも。そのようなことがないように、スロープ付き車と車いすのサイズについて考えてみましょう。

 個人で車いすが乗せられる福祉車両を選ぶ場合、多くはスロープ式となることが多いでしょう。リフトタイプのほうが介護者、介助者の負担が少なく、体力的にも楽に作業を行うことができますが、リフトタイプはどうしても価格が高めで、ベースとなるクルマも大きくなってしまうことが多いからです。

 一方でスロープタイプの場合は軽自動車から設定があって価格もリーズナブルなので、個人でも所有しやすいのが特徴。ただし、スロープの全幅に対して、車いすの全幅もしくは車輪の左右幅が広いと乗せることができません。結果、スロープの幅によっては使えない車いすが存在するのです。

 記事のタイトルでは「車いすのサイズ選びが大切」と書きましたが、車いすのサイズは選べる場合と選べない場合があります。利用者の体型や症状によって、車いすのサイズはさまざまですから、その利用者が利用できる車いすの最小サイズとクルマのスロープのサイズのマッチングが大切ということになります。

 ちなみに、病院などに用意されているタイプの車いすは、コンパクトカーや軽自動車のスロープに対応できないのが一般的。また、競技用のようにキャンバーがつけられた(車いすを正面から見たときに主輪が“ハの字”に開いている状態)ものも乗せられないことが多いでしょう。

 福祉車両を使うときと普段使いで車いすを分けている方も多くいらっしゃいます。まずは自分の使っている車いすと、購入を考えている福祉車両のスロープや内部の広さなどを実車確認することが大切。欲しいクルマに対して車いすが大きい場合は、車いすのサイズを変更できるかを検討、それが不可能な場合は残念ながら候補車を変更せざるを得ないでしょう。

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