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NASCARトラックシリーズ第8戦、服部監督が率いるHREは3戦連続トップ10フィニッシュ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

レース終盤のピット作戦が奏功

 アメリカでもっとも人気のある自動車レース・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリー、「Monster Energy NASCAR Cup」、「NASCAR Xfinity」とともに開催されている「2019NASCAR Gander OutdoorsTruck」シリーズは、シーズン第8戦を迎え、NASCARの聖地であるノースカロライナ州シャーロットにあるシャーロット・モーター・スピードウェイで5月17日に開催された。

 シャーロット・モーター・スピードウェイは1周1.5マイル(約2.4km)のクアッド・オーバルでターンのバンクは最大24度、ストレートでも5度のバンク角がある高速オーバルである。「North Carolina Education Lottery 200」は、このコース130周で戦うレース(第1・第2ステージ30周、最終ステージ74周)だ。

 トラックシリーズで昨年のチャンピオンチーム「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、NASCAR唯一の日本人チームオーナーである服部茂章氏が2008年に立ち上げた。今季は、このトラックシリーズのドライバーにAustin Hill(オースティン・ヒル)選手を起用している。参戦マシンの16号車は、第2戦及び第4戦と同じく「United Rentals」のカラーリングを施した#16「UNITED RENTALSTOYOTA TUNDRA」。

 前戦に引き続き、今回も5月17日(金)のみのワンデーイベントとなっており、午前中にフリー走行が行われ、夕方に予選、そして午後8時半に決勝レースが行われた。フリー走行では、14番手、そして6番手とセッションごとに順位を上げ、調子が良かったのだが、予選セッションではドライビングミスが響き、20番手スタートとなってしまった。

 それでも決勝レースでは、序盤からプッシュを続け、6周目には15番手にまで順位を上げる。しかし、気温の低下とともにアンダーステアの症状が発生し、ヒル選手はマシンコントロールに苦戦することとなってしまう。イエローコーションを使ってピットに戻りマシンを調整するも第1ステージ終了時点で14位。そして第2ステージでもそのマシンは本調子ではなく12位でこのステージを終了。

 最終ステージも一進一退を繰り返し周回を重ねて行く。15番手を走行していた86周目にイエローコーションが出され、多くのマシンがこのタイミングでピットインした。ところが、その直前のイエロー時にすでにピット作業を済ませていた16号車は、そのままコースにステイ。チームのピット戦略が見事に功を奏し、労せずして3番手まで順位アップ。

 その後はトップ3争いを展開するも、レースも100周を過ぎたところで他車が接触したため、順位を大きく落としてしまう。その後発生したイエローコーションを使ってマシンをピットに戻しクラッシュでの破損状況を確認、そして修正を行い、16号車をコースに戻す。132周目のリスタートで11番手からもチャージを掛けたヒル選手は、残りわずか3周で5台をパスして6位でチェッカーを受けた。

 3戦連続でのトップ10フィニッシュを果たしたヒル選手、ランキングは7位をキープしている。続くNASCARトラックシリーズ第9戦は、6月7日(金)、テキサス州にあるテキサス・モーター・スピードウェイで開催となる「SpeedyCash.com 400」に挑む。

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