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北海道で39.5度を史上初観測! 猛暑を乗り切る対策方法10選

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

手軽で効果的に車内温度を下げる

 北海道東部ではこの5月26日に、記録的な猛暑となり、北海道佐呂間町ではなんと39.5度をマーク、東京都心部でも5月としては観測史上初めて4日連続で30度以上の真夏日を記録している。こうした猛暑になると、炎天下に駐車されていた車内の温度も、50度を超える高温になり、あまりの暑さにすぐには出かけられないことも……。こうしたクルマの高温対策のうち、手軽で効果的なものをいくつかピックアップしてみよう。

・ボディに水をかける

 直射日光でチンチンとなったボディに、バケツやホースで水をかけて、粗熱をとるというのは非常に有効。自宅で屋外に水道がある車庫なら、ぜひ試してもらいたいところだが、出先ではなかなか活用しづらいのが難点。ペットボトルに水を汲んどいて、ルーフやガラス周りにかけるだけでもけっこう違う。

・ドアの開け閉め

 これもよく知られた方法だが、クルマに乗り込む前に、助手席側の窓を開け4~5回、運転席のドアを開け閉めすると、車内の熱気が抜ける。開け閉めは勢いよくやる必要はなく、軽く行うだけでOK。ドアを開けるときに車内の空気に負圧が発生して換気ができるわけだ。気温50度の車内が、40度ぐらいまでにはすぐに下がるので、使わない手はない。

・ダッシュボードを濡れタオルで拭く

 車内でも最も高温になりやすいのがダッシュボード。とくに黒いダッシュボードやドアの内張りの上の部分などは熱が溜まりやすいので、濡れタオルでサッと拭くと、気化熱で一気に温度が下げられる。

・フロントシェード

 これも定番ツールだが、あるとないでは大違い。炎天下なら、車内温度が10度ぐらい差がつくことも! 100均などのグッズでもいいので、ひとつ用意しておくと重宝する。

・ハンドルにタオルをかけておく

 直射日光が当たっていたハンドルは、熱くてすぐには握れないこともある。それを防ぐために、駐車中、ハンドルにタオルをかけておくのはけっこう有効。もちろん専用のハンドル用の日よけカバーを使ってもOK。

・窓を全開+エアコン外気導入で走り出す

 暑くなった車内の温度を下げるには、エアコンをつけて、窓を開けて走り出してしまうのが一番手っ取り早い。このときエアコンは外気導入にするのがポイント。エアコンの風量を全開にして、窓を開けて走ることで熱気を車内から押し出され、換気が促進される。だいたい5分ぐらい走ってから、窓を閉めるといいだろう。

 なおオートエアコンなら、設定温度は25度ぐらいのままでOK。車内の温度が35度とか40度になっているときはエアコンの設定温度を20度にしようが25度にしようが、設定温度付近になるまで、エアコンは全開で働き続けるので、温度設定を変えても意味はない。むしろ、やたらと設定温度をいじらない方が効率がいいといわれている(MAXモードが付いているときは、使用するとコンプレッサーがフル回転して冷却効果が最高レベルになる)。

・エアコンの吹き出し口に凍ったペットボトル

 エアコンの吹き出し口に凍ったペットボトルを置いて、冷気を一層冷やすというのもひとつの手だ。しかし、せっかく勢いよく吹き出ている冷気の抵抗になってしまい、車内に冷気をいきわたらせるためにはマイナス要因になる可能性も……。これは個々の検証が必要かもしれない。

・カーフィルムを使う

 太陽光の暑さをカットするならIR(赤外線)を遮断するフィルムを使うのが効果的。社外のカーフィルムのほとんどが99%UV(紫外線)カットされているので、ジリジリとした日焼けを防止することができる。UVカットガラスが標準のクルマもけっこう多いが、古いクルマには効果大。ちなみに、車内温度上昇を抑えたいなら、カーフィルムは色の濃さよりIRカット率を重視してほしい。金属を含んだミラータイプはIRカット率は高い。ただし、必ず保安基準適合した施工や製品を使うこと。

 

・窓用断熱スプレー

 最近は、もっと手軽に使える窓用断熱スプレーなどのケミカル剤も出回っている。効果は1カ月ぐらいだが、塗りなおせば効果は持続する。1000円前後で入手できるので、試してみてもいいだろう。

・その他

 クルマの用の扇風機をエアコンと併用したり、クルマ用の冷却シートを用意したり、ドラッグストアなどで見かける首の冷却材=ネッククーラーや、屋外で作業する人のためのクールスーツもどきの冷却ベストなど、各種冷却グッズもどんどん新製品が出てきているので暑さに耐えるだけでなく、いろいろ工夫してみよう。

 そして、本格的な夏を迎える前に、エアコンの点検も忘れずに!

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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