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ランボルギーニ・イオタのアルミオブジェ初公開! 「アヒルのジェイ」プロジェクトを発表

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TEXT: 石田 徹

絵本でつなぐスーパーカーの歴史と人

 現代の子どもたちにスーパーカーの素晴らしさ、ものづくりの大切さを伝えることを目的として設立されたGGF-Tは4月27日、ランボルギーニ・アウトモビリの本社があるイタリアのサンタアガタ市庁舎及び広場で「アヒルのジェイ」プロジェクトを発表。現在製作中であるランボルギーニ・イオタのアルミオブジェ(フロント部分)のワールドプレミアを行なった。

 GGF-Tでは2016年の創立以来、赤間保代表が創作した絵本「アヒルのジェイ」をベースとして活動を行なっている。その内容は、スーパーカーブーム(1977年前後)の時代に人気を博したランボルギーニのミウラやカウンタックといった歴史的名車たちやそれに関連する人物などを、アヒルなど動物たちのキャラクターへと投影したオリジナルで、全5巻にて完結の予定。キャラクター作成はイラストレーターの溝呂木陽氏が担当した。

 その絵本にはランボルギーニ・イオタ(1969年に1台だけ製造された幻のレースプロトタイプ)が深く関係する。このイオタの原寸大オブジェを日本の愛好家が作ることを決心するという筋書きと、イオタ生誕当時のエピソードが時代を超えて交錯するという、夢のあるストーリーだ。日本人スペシャリストの高い技術によるアルミ叩き出し成形(オールハンドメイド)を世界の子供たちに見せたいという赤間代表の思いが込められているのだ。

 今回はそのイオタ生誕50周年に合わせて世界各地で作られた“クローンイオタ”(オリジナルの実車は存在しない!)やファンが集結する中で、絵本「アヒルのジェイ」及び、現在製作中であるイオタのアルミオブジェ(フロント部分)のワールドプレミアを実施。また2日後の4月29日にはサンタアガタの小学校・幼稚園の生徒たちに、授業の一環として絵本「アヒルのジェイ」を紹介し、アルミオブジェも披露した。

 会場にはサンタアガタのジュゼッペ・ヴィチネッリ市長をはじめ、ランボルギーニ社でイオタをはじめとする名車の開発に従事した故ボブ・ウォレス氏、故パオロ・スタンツァーニ氏のご親族、そして現ランボルギーニ社のチーフデザイナー、ミッチャ・ボルカート氏らのゲストを迎え、プレゼンテーションは大いに盛り上がった。その様子は現地TV局、新聞社など多くのメディアでも取り上げられた。

 引き続きこのプロジェクトでは、絵本「アヒルのジェイ」全5巻を完結させるとともに、ランボルギーニ・イオタ原寸大オブジェの完成後、再びイタリア・ランボルギーニゆかりの地にて発表する計画を進めているとのことだ。

 なおGGF-Tでは、自社で所有するスーパーカーをイベントなどで展示し、その魅力を伝える活動も行なっている。現在のラインアップは、ランボルギーニ・カウンタックLP400S(1979年)、ランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリー(1988年)、ランボルギーニ・ウラッコP250S(1974年)、フェラーリ512BBi(1983年)、フェラーリ308GTB(1980年)、ディーノ208GT4(1974年)、CAEストラトス(1997年)、デトマソ・パンテーラGTS(1974年)、デトマソ・パンテーラGT5(1984年)、マセラティ・メラクSS(1983年)、ポルシェ930Turbo(1985年)。これらの車両を4台積載することが可能で、かつ“移動カーミュージアム”として車両展示も可能な大型トランスポーターも所有している。

 さらに「スーパーカー消しゴム」や「ボードゲーム」といった関連アイテムグッズを製作し、その世界観を伝えている。また、絵本を世界各地の子どもたちに楽しんでもらうことを目的としたクラウドファンディングを2019年5月より開始している。

 最後にGGF-Tでは、6月1日(土曜日)の10時から16時まで、東京・千代田区四番町の「番町の庭」(No4 お庭)にて、スーパーカー展示と絵本「アヒルのジェイ」のよみ聞かせイベント〜昭和のスーパーカーがやってくる!〜を開催する。入場は無料なので、興味のある方はぜひ!

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