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NASCARトラック・シリーズ第12戦、HRE16号車は5戦ぶりのトップ5フィニッシュ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

今シーズン初のポールポジション獲得

 アメリカでもっとも人気のある自動車レース・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリーのうちの一つ、「2019NASCAR Gander OutdoorsTruck」シリーズ。6月7日の第9戦から毎週レースという4連戦が行われている。その最終戦となる第12戦「Camping World 225」がイリノイ州ジョリエットにあるシカゴランド・スピードウェイで6月28日に開催となった。

 1周1.5マイル(約2.4km)のシカゴランド・スピードウェイはトライ・オーバルと呼ばれる“おむずび型”のコース。バンク角は最大18度と深くはないが3-4ワイドで走れるハイスピード・オーバルでもある。「Camping World 225」は、6月28日の21時スタートというナイトレースで、決勝は150周で戦う(第1・第2ステージ35周、最終ステージ80周)。

 NASCAR唯一の日本人オーナー・チームで、2008年に服部茂章氏が立ち上げた「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、昨年このトラック・シリーズのタイトルを獲得。今シーズンはドライバーにAustin Hill(オースティン・ヒル)選手を起用。今回のレースは、衛星放送でおなじみの「Sirius XM」のスポンサードを受け、#16「SIRIUS XM TOYOTA TUNDRA」で参戦した。

 この第12戦では、決勝前日に行われたフリー走行では、1回目で11番手、2回目では13番手と出遅れた感があったものの、大きくセッティングを変えた3回目で3番手のタイムを記録。翌日の決勝日の夕方に行われる予選セッションへの期待も高まった。

 予選セッションは夕方5時過ぎにスタート。16号車は前日に引き続き好調で、ヒル選手は、なんとコースレコードとなるラップタイムを記録。チームとしては今シーズン初、ヒル選手にとってはキャリア初のポール・ポジションを獲得した。

 そして午後9時にスタートした決勝レース、フロントロウからスタートしたヒル選手は、序盤からレースをリード。マシンがややアンダーステア気味ということで第1ステージは4番手でフィニッシュし、ここでピットインしタイヤ交換と給油、そしてマシンの調整を行い第2ステージへの準備を整える。しかし、第2ステージもマシンの症状は変わらず。そのためチームは無理をせず現状を維持するようヒル選手に指示。16号車は終始トップ5圏内をキープし、第2ステージを5番手で終了。ピット作業を行い最終ステージは6番手からスタート。マシンの症状にあまり変わらなかったが、ヒル選手はプッシュを続け、トップ争いを繰り広げた。レース終盤は#18のハリソン・バートンとの4番手争いが続いたが、わずかに届かず5位でフィニッシュとなった。

 NASCARトラックシリーズは、ここで1週間空いて、次戦の第13戦ケンタッキーは、7月11日(木)にケンタッキー・スピードウェイで開催となるが、HREチームとヒル選手は、7月5日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるXfinityシリーズの第16戦に、GRスープラでスポット参戦する。

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