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トヨタの“プチバン”、ポルテとスペイドが一部改良で安全装備を充実

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: TOYOTA

サポカーSワイドの特別仕様車も設定

 トヨタは7月3日、コンパクトハッチバックのロングセラーであるポルテとスペイドを一部改良。安全装備の充実に注力し、サポカーSの「ワイド」に相当する特別仕様車としてポルテF“Raffine(ラフィネ)”とスペイドF“Noble collection(ノーブルコレクション)”を設定した。

 ポルテは2004年に初代がデビューし、2012年に現行型へと切り替わった。扱いやすいボディサイズと低床フロア、助手席側の電動ロングスライドドアが最大の特徴。トヨタ車としては高めの年齢層をターゲットに据えた、じつにわかりやすい1台だ。初代との違いは、2代目は運転席側の後席にもスイングドアが設けられたこと。搭載エンジンは現在1.5リッターのみ。FFだけでなく4WDも選択可能だ。

 一方のスペイドはラウムの実質上の後継モデル。初代ラウムは1997年に誕生し、2003年に2代目へフルモデルチェンジし、2011年に生産を終了した。初代から1.5リッター搭載のハッチバックだったが、リアは左右ともスライドドアという個性派だった。2012年に登場したスペイドはポルテと完全な兄弟車へと変化、車名以外の大きな違いはない。

 今回の一部改良では、予防安全パッケージのToyota Safety Senseのシステムに、昼間の歩行者も検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)を採用。また、駐車場などでのアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナーの「パーキングサポートブレーキ(静止物)」をオプション設定とした。

 また、ボディカラーも変更。ポルテにはモノトーンカラーを7色、ボディ上部に新色アッシュグレーメタリックを組み合わせたツートーンカラー3色を設定。スペイドにはモノトーンカラー7色とともに、ブラックのカーボン調ルーフフィルムを組み合わせた3組のカラーバリエーションを設定した。そのほか、マルチインフォメーションディスプレイの燃費や航続可能距離情報などの視認性を向上させている。

 ポルテに設定された特別仕様車 F““Raffine(ラフィネ)”と、スペイドに設定された特別仕様車“Noble collection(ノーブルコレクション)”はまったく同じ内容。いずれもFグレードをベースに革調シボ付きのルーフフィルム、合成皮革とファブリックを組み合わせた専用シートなどを特別装備して質感も向上。さらにインテリジェントクリアランスソナーの「パーキングサポートブレーキ(静止物)」を標準装備している。

 今回の一部改良により、前述した特別仕様車を含めて、インテリジェントクリアランスソナーの「パーキングサポートブレーキ(静止物)」を装着した車両は、国土交通省や経済産業省などが高齢者の事故を減らすために普及を推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称サポカーS)」の「ワイド」に相当。同時にウェルキャブ(メーカー完成特装車)においても、ベース車と同様の改良を施している。

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