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海外旅行するならレンタカー!現地のクルマ文化に触れられる

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田了

想定外のクルマが割り当てられる楽しさ

 もう10年くらい続いている私の「海外の博物館巡り」では、空港からレンタカーで移動するのが常となっている。遠くの郊外に位置していることが多いサーキットよりはまだましだが、やはり公共の交通機関で目的地の博物館にたどり着くのは不便だから、というのが最大の理由だ。

 海外でのレンタカー利用の大きな魅力といえば、国内とは違った道路事情の中でドライブできること、そして普段国内ではお目にかかれないクルマを運転できることだ。根っからのクルマ好きにとっては、じつに楽しいことばかりなのである。

 最近の例で言うなら、今年のアメリカ・ツアーで借りたヒュンダイのアクセント。

 

 そして、去年のドイツ~チェコ・ツアーではルーマニアのクルマ「ダチア」のロガンMCVをドライブすることができた。

 

 また先日タイで行われたSUPER GTの取材では、3人のカメラマン氏とシェアしてトヨタのSUV、フォーチュナーをレンタルした。

 

 いずれも、日本国内には未導入だし、小ぶりなステーションワゴンのロガンMCVや4ドアセダンのアクセントはともかく、デカイSUVのフォーチュナーなどは、こういう機会でもなければ決して選択肢に入ってこないだけに、興味深い体験でもあった。

 もう一つ付け加えるなら、旅の相棒がどんなクルマになるのか、現地のカウンターで手続きするまで分からない、というところも魅力だろう。私の場合は何事も格安を旨としているだけに、予約するクルマは必ずエコノミー、もしくはそれに準じた最安値のクルマに限られている。

 それでも、例えば去年のドイツ~チェコはオペル・コルサで、今年のアメリカはシボレー・スパークでの予約だったが、実際にはロガンMCVやアクセントにアップグレードされていた。こんなサービスにも出会うこともある。レンタル予約した予定車の返却が遅れていたりするとグレードアップもあったり。こんなサプライズもあるのだからレンタカーまた楽し!

 

カーナビは借りるより買った方が安いことも

 今回はその利用法について紹介することにしよう。ただ利用法と言っても国内と何ら変わることはなく、インターネットで事前に予約しておいて、当日、空港のレンタカー・カウンターに行って予約書を見せるだけ。

 価格的にもアクセントは3週間で約8万円。1日当たり3500円と安上がりで取材経費の節約に繋がった。SUVのフォーチュナーも、5日間で4万6000円ほど。4人でシェアすれば1人1万2000円足らずでリーズナブル、というかこちらも意外に安かった。基本的にはガソリン満タンで借り出して満タン返し。ガソリンも、国内に比べればずっと格安だから、財布にやさしいことになる。例えばアメリカではガソリンがリッターあたり83円〜89円。アクセントの燃費は、リッターあたり17kmだった。

 

 もちろん注意点もある。先ずは国内で予約する時に、日本語で予約できるサイトを選ぶこと。そしてしっかりと保険に加入しておくこと。無保険は論外だが、保険を掛けていてもいざという時に日本語対応してもらえなければ大変なことになる。もちろん、外国語はネイティブなみにペラペラだから、という向きには関係ないけれど。

 借り出す際にはドライバー名義のクレジットカードが必要だし、何人かで運転を交替するなら、そのドライバーの登録(別料金が必要となる)もしておかなければならないが、こちらは予約する際に済ませておくのがベターだ。国際免許証も有効期限1年だから期限切れしていないかを事前に確認しておかなければならない。

 また重要なのはカーナビゲーションだろう。今回の現地、アメリカ合衆国ではGPSと言った方が通りが好いようだが、これは必需品だ。ただしレンタル品として1日当たり15ドルくらいかかるものもあるから、長期利用するなら買った方が安上がりになるケースもある。

 ちなみに今回の私の場合、1ヶ月近く利用するのでレンタル代は高くつく。そこで「BEST BUY」という大型家電量販店で探してみると、本体価格は100ドル足らずの製品を発見。アメリカ合衆国で創業されたGPS/GNSS機器メーカー「ガーミン」の携帯用GPSカーナビだ。

 

 実はイギリスでも同じガーミンを買っていたから、それにアメリカの地図を入れて持参するという方法もあった。が、ダウンロードする時間(と技術…アラ還親爺にはハードルが高いワ)がなく、最悪スマホで代用しようと思っていたのだが、結果的には地図をダウンロードするより安上がりだった。

 カウンターでの手続きを終え、レンタカーを借り出したら、いよいよ海外ドライブに出発。実際にドライブするにあたっての注意事項や交通環境と道路事情、そして食事や宿泊事情などは、また次回に紹介することにしよう。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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