ワンメイクだから個性を見比べる楽しさがある
セダンのドレスアップ誌「VIPスタ
国産セダン不況と言われる昨今だが、以前、同誌が開催したイベント「VIPSTYLE MEETING」には荒天ながらも330台近いユーザーカーの参加があるほど根強い人気を感じさせる。そのなかでもクラウンの人気は高い。実際、ドレスアップをするようなマニアに限らず、セダン市場のなかではクラウンの販売台数は群を抜いて多い。それは日本の道路事情に合わせたボディサイズをキープするなど、国内の人に向けたクルマ作りをしているからかもしれない。
このオフ会に集まった90台のクラウンは、すべて事前エントリーしたユーザーカーのみ。最新の220系、先代210系、先々代200系と世代ごとに並べられている。そのため、世代ごとにドレスアップの仕方を見比べる楽しみもあった。また、参加したすべてクラウンは撮影が行われ、VIPスタイル10月号(8月26日発売)に掲載されるそうだ。
セダンのドレスアップというと、どうしてもいかついイメージを抱いてしまうが、参加したクルマを見てみると普段は日常の足として使っているユーザーカーということもあって、街中に馴染むような仕様ばかり。フォーマルなセダンにスポーティなホイールという組み合わせがカッコイイとか、意外なる発見があった。
まだまだ現行モデルの220系のエアロパーツは少数派だが、ホイールを交換したりとノーマル+αでも十分な特別感を出せるのは、やはりオーナーのセンスと言ったところだろう。また、J-unitというメーカーのブースでは最新エアロを纏った220系が展示されていた。
メーカーブースを回ると、「ターゲットユーザーがクラウンとハッキリしていてアピールしやすいし、質問にも答えやすい」とのこと。参加車も自分のクルマに適合するパーツだけが展示されているので、今後のドレスアップ計画の候補になったはずだ。
イベントとしては特別な催しは用意されていないが、オフ会ならではのオーナー同士の情報交換があちらこちら行われていた。