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秋雨シーズン前にやっておきたい! 雨天の運転を快適にする対策5つ

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web編集部

簡単にできるメンテナンス作業

 秋の雨、そう秋雨(あきさめ)は、日本において8月後半頃から10月くらいにかけて降る長雨のこと。しかし、近年はゲリラ豪雨など、突然の降雨に遭遇するケースも多いだろう。そんな長雨が続くと洗車するのも億劫になるかもしれないが、秋ならではのメンテナンスは必要だ。休日にまったりと過ごすのもいいが、できればカー用品店やホームセンターあたりで、秋雨対策グッズを手に入れて愛車と向き合ってみてはどうだろうか。雨中の運転が快適になるだけでなく、安全運転にも寄与できる。

【ワイパーゴム交換】

 雨天時には欠かせないワイパー。夏の厳しい日差しや排気ガスでワイパーブレード(ワイパーゴム)は痛んでいるはず。特に青空駐車場に停めているクルマのワイパーは劣化しやすく、水掃きが悪くて動かすたびに水の筋が残っているようなこともあるだろう。

 雨の日の運転ストレスといえば”視界の悪さ”。雨天時に視界不良が気になる人は、油膜取りとワイパーゴムの交換をオススメしたい。ブレード交換やゴム部分のみの交換なら、手軽な価格なうえ自分でできる簡単な作業範囲なので、初心者でもチャレンジしてみる価値あり。

 

【ウインドウコーティング】

 フロントウインドウの撥水コーティングはレーシングカーでも使われる視界確保の必須項目。一定の速度以上になると、雨粒がスライドしながら視界を確保するタイプで、ちょっと手間暇がかかるがやってみたい作業だ。

 同時にドアミラーにもコーティングしたいところだが、オススメは撥水タイプではなく親水タイプ。撥水コーティングとは逆で、ガラスに水を馴染ませて視界を確保するのが特徴で、水滴のツブツブが残ることによって視界を妨げることもない。

 

【タイヤの空気圧チェック】

 雨の日の走りとなればタイヤチェックも事前にしておきたポイント。クルマのタイヤにメーカー指定空気圧を入れ、接地面が均一になるようにしておきたい。空気が減った状態では、トレッドが設計通りの形状にならず排水性が低下することもある。さらにタイヤが磨耗したまま走行すると、雨の日ならハイドロプレーニング現象でコントロールを失うこともあるので要注意。できればタイヤのトレッド面の状態を把握する為に定期的なローテーションもやっておきたい。

 

【ヘッドライトのクリーニング】

 雨の中は 視界不良になりがち。特に夕方くらいは見えづらいのでライトの点灯も早くなるだろう。ならば、ヘッドライトクリーニングも忘れずに。昨今のヘッドライトのカバーは樹脂製が多く、経年劣化して曇って照度不良を起こしてしまうケースもある。秋雨前に施工しておけば、天候が悪化したときにヘッドライトが暗くて視界不良になる、なんてことが避けられる。

 対策は市販のヘッドライト磨き剤を利用。もしくはボディコーティング系のショップで作業してもらうといいだろう。また、テールランプに撥水剤を塗っておくとタイヤの巻き上げによる汚れが付着しにくくなる。

 

【エアコンのフィルター交換】

 雨の日が続くと心配なのが”臭い”対策。特に梅雨から夏という湿度の高い時にエアコンを使っていると、秋の頃には「カビ臭くない?」と感じることも多いはず。そこでオススメは、エアコンフィルターの交換。これでも臭いが気になるならば、エバポレーターのクリーニング。「そういえば、5年以上もフィルター交換とクリーニングしていないな〜」という人は必須。これでカビ臭さは随分と減らすことができるでしょう。カビの臭いはもちろんだが、風量もダウンするケースも。エアコンによる除湿がが十分に使えず、ウインドウが曇って視界不良ということにならないようにしてほしい。

 秋の長雨のシーズン。ここで書いたもののはいずれも比較的お金のかからないものでホームセンターで手に入りそうなモノを使って、自分で1日くらいで作業できるものばかり。夏は遊びに忙しくてかまってやれなかった愛車と是非向き合ってみてほしい。

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