スズキ セニアカー ET40
使用者の最大体重は100kg(積載物含む)で、連続走行距離は31km。連続走行距離とはJISが設定した試験内容で計測したものなので、乗り方や地域の地形によって変わってくるとみたほうがいい。
また、バッテリーへの充電は自宅コンセントから可能でアダプターも不要。価格は36万8000円(非課税)で、セニアカーを含むシニアカーには原則、補助金の支給や介護保険の適用はない。ただし、介護レベルが要介護2以上ならば安価でレンタル可能なので役所で確認してほしい。
スズキ セニアカー ET4E
こちらはET4Eというモデルでレグシールドやバスケット、片側ミラー、情報表示部など装備を簡素化。とはいえ、車体サイズはET40と同じなので走行安定性や乗り心地に違いはない。
ET40と同じくシート幅は広く、クッション性もいい。また、乗降時は立てることもできるアームレストや、前後スライド機能を持つシートを採用。以前は乗り降りのしやすさのためにシートの回転機構をつけていたが、安全上の配慮から現在販売されている機種では採用していない。
さらに装備の簡素化と同時にバッテリー容量も小さくなっているので、連続走行距離は19kmとET40に比べると劣る。使用者の最大体重は同様の100kg。車体の価格は30万8000円(非課税)とのこと。
スズキ セニアカー タウンカート
最後は、ET40やET4Eと比べて小柄なのが「タウンカート」。こちらは小回りが効くようタイヤの切れ角も多くなっているので、コンパクトな車体と合わせて狭い場所、例えばマンションの共用廊下やエレベーターなどでも利用しやすい設計なのが特徴だ。
ただし、コンパクトなぶん対応重量が減っていて使用者の最大体重は75kg(積載物含む)。価格は37万8000円となっている。
バッテリーはET4Eと同じタイプだが、使用するモーターが違うのと車重が25kg軽いことから連続走行距離は22km。ET40、ET4Eともにこのように家庭用コンセントに合うプラグがついた充電ケーブルが回転リールにて収納されている。