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日本自動車殿堂 歴史遺産車に「マツダ ロードスター」と「三菱A型」を選定

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: マツダ、三菱

日本の自動車史に与えられる貴重な称号

 マツダの小型オープンスポーツカー「マツダ ロードスター(初代)」と三菱自動車のクルマ作りの起源となった「三菱A型」が『日本自動車殿堂 歴史遺産車』に選定された。マツダ車にとっては、2003年のコスモスポーツに続いて2回目となる。

 日本自動車殿堂 歴史遺産車とは、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を選定し、日本自動車殿堂に登録し、永く伝承するもの。殿堂入りすることになった評価点は、マツダ・ロードスターが「4代にわたる変わらぬコンセプト」、「累計生産台数100万台を超え、世界記録を更新し続けている」、「魅力的なスタイリング、クルマを操る楽しさを提供し、日本の技術水準の高さを世界に知らしめた」。

 マツダ・ロードスターは、1989年の発売以来、30年にわたり、人馬一体の走りがもたらす、ライトウェイトスポーツカー特有の”Fun(楽しさ)”を一貫して提供。国や文化、世代を超えた多くの人から支持を受け、累計生産台数は100万台を超えている。日本だけでなく、「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録を持つ。

 一方の三菱A型は、1917年夏に試作が開始され1918年11月に完成、1921年までに計22台を生産した。まとまった数量を見込んで生産・販売した日本初の量産乗用車として、日本自動車工業史上意義深いクルマという点が評価された。

 三菱A型は1917年夏に試作開始され製造された。当時は、自動車製造の専用工具、工作機が未整備の状態で、ハンマーや鏨(たがね)を使用した手作りにより完成されていった。ボディは木製で黒うるし塗りが施され、室内には高級な英国製の毛織物を使用。図面もなければ、ガソリン機関や車体・室内の知識も生産経験もない技術者達が幾多の困難を打破して、国産でも自動車が製造可能なことを実証したのだ。

 設計は三菱造船株式会社(現・三菱重工業株式会社)神戸造船所によるもの。なおその後、三菱自動車が三菱重工業から分離独立したのは1970年だった。

 

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