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モータースポーツの強靱さと高品位を両立!鍛造1ピースホイール『プロドライブGC-05R』

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TEXT: 佐藤知範  PHOTO: BSリテールジャパン、稲田浩章

名門レースコンストラクターの称号を冠する

 モータースポーツに詳しい人なら「プロドライブ(Prodrive)」と聞けば、1990年代にWRC(世界ラリー選手権)でスバルと共に名を馳せた、かのレーシングカーコンストラクターを想起することだろう。じつはラリーに限らず、ツーリングカーレースやスーパー耐久にも参戦し、数々の栄光を手にしてる。

 そんな名門プロドライブ社とライセンス契約を結んで製造されているホイールが、ブリヂストンリテールジャパンのProdriveシリーズ。その歴史は20年もの長きにわたっており、これまで数多くのファンに愛され履かれ続けてきた。今ではすっかり「プロドライブ=ブリヂストンのホイール」といったイメージも浸透、定着している。

 そのブランドの中核を担うモデルとして、2018年にデビューしたのが「Prodrive GC-05R」。一見して軽快な走りを予感させる一本だが、実際に軽くて強靱な鍛造製法、正確には「鍛造+総切削加工」で作られている1ピースホイールだ。

「現行のProdriveシリーズはすべて鍛造です。プロドライブの名を冠するということは、過酷なレース環境にも耐えうる本格スポーツホイールということに他ならない。そういう意味でも、鍛造はマストな条件でした」とブリヂストンリテールジャパン自動車用品販売部の髙野課長。

 同社の鍛造ホイールといえば、POTENZA(ポテンザ)RW006も有名どころながら、そちらはサーキットにおけるラップタイムを削りきることに重点を置いたリアルスポーツモデル。対してGC-05Rは、スポーツホイールとしてのスペックを備えながらも、高級感漂うドレスアップ効果まで期待できるのが特徴だ。

ホイールナットの際まで拘った5穴専用デザイン

「プレミアムなセダンやスポーツカーに履かせることで、ハイエンドなお洒落も楽しんでもらえるモデルになっています」と髙野課長。

 デザインの根幹となるのは2×5のツインスポーク。ただスポークの間隔を広めに確保しているため、見方によっては5交点メッシュとも捉えられる。いずれにせよ、鍛造らしく絞り込まれたスポークと大きな開口部の組み合わせが実にスポーティ。流行のブレーキチューンが映えそうなルックスだ。

 特に真正面から見ると足の細さが際立つ。その秘密はスポーク側面(V字を形成する方の側面)の大胆な面取り加工にあり。天面に対して直角ではなく、斜めに切り落とすことで天面をスリムに仕上げているのだ。さらに根本はセンターキャップ付近までえぐり、V字の股にもスリットを入れて足長感を強調。スポークが視覚的に、より細く長く見せる工夫が凝らされている。

「ナットホールと連動させることで可能にしたデザインです。それゆえGC-05Rで4穴仕様は作れません。5穴ありきのモデルになっています」と髙野課長。

 一方でやや斜めからの見ると、スポークの「厚み」に気付かされる。正面から見ると細いのだが、実はしっかりと厚みが確保されているのだ。それによって逞しさや立体感が演出されるのみならず、リムを支える力や断面係数(曲げに対する強さ)を高め、ホイール全体の剛性も大きく向上。まさにプロドライブクオリティというべきデザインを採用している。

 

高強度設計を秘めた伸びやかな優雅さにも

 段を設けたリムエンド部や、リブ形状で強化されたスポークの根本付近、ナットホールまわりの落とし込みなど、ディテールのこだわりも見どころ。こうした細やかさは鍛造素材から削り出して作られる「鍛造+総切削加工」だからこその作り込み。プレスして終わりではなく、むしろそこからが本番。1本1本、時間を掛け、丁寧に削り出すことで、緻密で高精度なデザインを可能としている。

「フェイスやディスク形状をきめ細かく組み合わせられるのも、GC-05Rの特徴です。フェイスは3種類、ディスクはL0~L3・D1・D4の5種類を設定し、リム幅とインセット値に応じて最適なフェイスとディスクを組み合わせています」と髙野課長。

 もともとセンターを落とし込んだコンケーブ設計ながら、フェイス2や3ではよりダイナミックな高低差を。フェイス1でもメリハリある造形のお陰で、力強く伸びやかなデザインを楽しめる。

 サイズは5H-114.3で18×7.5J~20×11Jまでラインナップ。5H-112(18×7.5J~20×10.5J)や5H-120(19×8.5J~20×10.5J)といった輸入車ピッチにも対応する。

 カラーバリエーションはフラットブラック、ブラッシュドフィニッシュ、グロスブロンズの3タイプを用意。それぞれに同色のアルミ製センターキャップを付属している。

 いずれの色も好評ながら、アルミ地の質感を堪能できるブラッシュドフィニッシュは要注目。リムフランジやスポーク天面は円周方向、スポーク側面はセンターからリムに向かう直線方向と、面によって「磨き方向」を変えることで表情をアレンジ。見る角度によっても印象が変わる、スペシャルなカラーリングに仕上がっている。

 毎年欠かさず新作を出すブランドも多いが、Prodriveシリーズの最新モデルは2018年発売となる、このGC-05R。2~3年に1本というのがProdriveの新作ホイールの発表ペースなのだ。

 これは1本のホイールが持つ性能やデザインに自信がある証だ。つまり、Prodriveホイールは、長く装着しても古さを感じず、例え新しいモデルが登場しても輝き続ける魅力を持っている。古くからのファンに支持される理由は、そうしたブランドの姿勢にあるのだろう。

ブリヂストンリテールジャパン株式会社
https://www.prodrive-japan.com/products/gc_05r/
TEL:0120-036710

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