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トヨタSUV界の風雲児「RAV4 Prime」プラグインハイブリッド仕様を世界初公開

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: トヨタ自動車

日本市場には2020年後半に予定か

 トヨタは、アメリカで開催されたロサンゼルスオートショーで、RAV4のプラグインハイブリッド(以下PHV)仕様である「RAV4 Prime」(米国車名・米国仕様)を世界初披露した。

 RAV4の基本性能をベースに、さらなる「Fun to Drive」を追求するべく、新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用。電動車ならではの運転の楽しさに加えて、EV航続距離をはじめとする優れた環境性能を両立した。

落ち着き感のある外観だが中身はスポーティ

 トヨタはクルマの環境負荷をゼロに近づけるとともに、地球・社会にプラスとなる取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献するため、「トヨタ環境チャレンジ2050」を2015年に公表し、現在もそのチャレンジを続けている。

 とくにパワーユニットについては、従来の内燃機関搭載車の技術開発はもちろん、電動車の技術進化と普及促進に注力。世界中で高い支持を得ているRAV4にも”PHV仕様”を登場させたことにより、トヨタの電動車普及はさらに加速することになるだろう。

 まずは、スタイルから見ていこう。RAV4 Primeは、PHV仕様として既存のグレードと一線を画すべく、専用ミッドグリルとロアバンパーを採用。これによりプレミアムなワイド感を演出するとともに低重心なスタイルに仕上げられた。さらに、メッシュグリルによってスポーティさを際立たせ、ピアノブラックのアクセントを加えて高級感を漂わせたのもポイントと言えるだろう。

 また、足もとには19インチ専用アルミホイールに大径タイヤを装着し、SUVらしい力強さと安定感を表現。ボディカラーは、鮮やかで質感の高いスーパーソニックレッドを新設定し、ボディ下部やルーフのブラックとの組み合わせによって、引き締まったスポーティな印象を際立たせた。

 また車内では、ヘッドアップディスプレイや大型9インチディスプレイオーディオを初採用。ステアリングにはスポーティな走行をサポートするパドルシフトが備えられた。

SUVクラス トップレベルの高出力

 RAV4 Primeの重要な心臓部ともいえるパワーユニットは、RAV4のハイブリッド車と同様の2.5Lエンジンを搭載するが、新開発の大容量リチウムイオン電池やモーターの大容量化など、高出力を可能にする新たなプラグインハイブリッドシステムによって、システム出力はRAV4ハイブリッド車を約62kw上まわる動力性能を発揮。最高出力はSUVクラスではトップレベルとなる、約225kwを達成している。

 このパワフルなユニットによって、0-96km/h加速は5.8秒(RAV4のハイブリッド車は7.8秒)という、SUVにしてはかなりの俊足ぶり。

 また、大容量リチウムイオン電池は、床下に搭載されているので、室内空間についてはRAV4と同等のスペースが確保されているので居住性や実用性への影響はほとんどない。むしろ、重量物となるバッテリーをフロア下に搭載することで低重心化が図られ、駆動方式を「E-Four」(電気式4WDシステム)としたことも相まって、オン/オフを問わずハイレベルな走行安定性を実現している。

生活に貢献する保有電力の使用状況

 新開発プラグインハイブリッドシステムのEV航続距離は約62kmという、日常的な用途では不満のない能力。また、プリウスPHVと同様の「ヒートポンプオートエアコン」をRAV4 Prime用に最適化することで、より高効率な電力消費を実現しているのも、優れた環境性能の実現に貢献している見逃せない点だ。

 大容量電池は、その利点を生かし、駆動用電池に蓄えた電力を最大1500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能も装備化。これにより、アウトドアレジャーや、災害時の給電システムとしても役立つことも付け加えておこう。

 トヨタ製SUVでは初となるプラグインハイブリッド仕様の国内における発売は、2020年後半を予定している。かつてクロスオーバーSUVのパイオニアとして旋風を巻き起こしたRAV4が、SUVクラスに新たな潮流を生み出すことになるだろう。

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