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ゲリラ豪雨のときは止まるべき? 高速道路上で大雨に遭遇した時の対処法とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

雨雲が通過するのを待つのが最良の選択

 今年も各地で大きな被害をもたらした大雨による水害。高速道路でも10月の台風19号のときは、大規模な土砂崩れが起きて中央自動車道が通行止めになったのは記憶に新しいところ。とくに近年増加しているゲリラ豪雨に高速道路上で遭遇した場合はどうすればいいのか。

 台風などによる大雨の場合は、天気予報や過去のデータと照らし合わせて、NEXCOが通行止めにする場合が多い。そのため、走り続けようとしても強制的に下道に降ろされるケースがほとんどだ。通行止めになる降雨量の基準値は、各インターチェンジ間ごとに設定されていて、その基準値を超過した場合、のり面(人工的斜面)の土砂崩落等の危険性があることから交通管理者と協議を実施したうえで通行止を実施(NEXCO中日本)。問題は突発的なゲリラ豪雨のケースだ。

 これも高速道路の道路情報掲示板やハイウェイラジオで、雨の情報ハ得られるし、昼間にも関わらず急に暗くなってきたことで、ある程度は予測ができるはず。また、スマホに天気予報アプリを入れていれば、「雨雲が接近中」といった情報が簡単に届く時代。積極的に最新情報を入手して、天候が荒れると思ったら早めにSAやPAに避難して、雨雲が通過するのを待つのが最良の選択といえるだろう。

 それでもやむを得ず、大雨の中に突入してしまった場合は、ライトを点灯させ、安全な速度まで落として最寄りのSA・PAまで移動。ライトはヘッドライトだけでなく、リアフォグがあれば併用し、できるだけ車間距離をとって走行車線を走ること。このとき、いくら視界が悪いといっても、本線上はもちろん路肩で停車するのは厳禁。高速道路上は、路肩や路側帯を含めて道路交通法により、駐停車禁止となっている。ちなみに、下記のような場合を除き駐停車はできない。

・危険防止のため一時停止するとき。

・故障などのため十分な幅のある路肩や路側帯にやむを得ず駐停車するとき。

・料金の支払いなどのため停車するとき。

 とくに大雨で視界が悪いときは、後続の車両から追突されるリスクがあるので、近くの出口で降りるか、SA・PAまでは移動すること。(※ 地震が発生し、大きな揺れを感じた場合は、ゆっくりと減速し、慌てずに左側路肩に停車して、エンジンを止めることになっている)

 またゲリラ豪雨は、積乱雲の発生が原因なので、突風とセットになっている場合も多いので、橋の上やトンネルの出口付近では、風でハンドルがとられないように備えも必要だ。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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