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世界の名車が東京・汐留に集結!「コッパ・ディ・東京」約100台のクラシックカーが都内を走った

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web編集部

多種多様なクルマで毎年行われる希少イベント

 東京・汐留の一角に石畳が敷かれ、建物もオシャレなヨーロッパのような街並みがある。イタリア街と呼ばれる、ここで令和元年11月23日に12回目の開催となる「COPPA DI TOKYO(コッパ・ディ・東京)」が開催。冷たい雨の中、約100台のクラシックカーが集い、ギャラリーを賑わせた。

 イベント名のCOPPA DI TOKYOとは、京都、姫路、小海(長野県)などで開催されているクラシックカー・ラリーの“COPPA”シリーズのひとつ。COPPAとはイタリア語で、英語のCUPに相当する。つまり、COPPA DI TOKYO は、「東京杯」ということだ。

 とはいえイベントにはピリピリとした競いあい感はなく、参加者全員がみんなひとつの輪の中で楽しんでいる穏やかな雰囲気が見ている側にも伝わってくる。クルマというツールを通してダイレクトに人間関係を築くことができる、数少ない催しもののひとつだろう。

 イベントの参加対象車は、戦前から1970年くらいまでの年代車となっているが、主催者の判断で認められたクルマでも参加できる。今年は、イタリアのカロッツエリア・ザガートの100周年を記念して、ザガートボディを持つクルマが多かったけれども、イタリア車だけではなく国籍は問わないという懐の広さも魅力のひとつ。

 イタリアの「フィアット・アバルト750GTザガート」(1957年製)、イギリスの「アストンマーチン・ザガート・シューティングブレーク」(2019年製)、ドイツ「メッサーシュミットKR200」(1960年製)、そして「ダットサン・フェアレディSPL212」といった錚々たる顔ぶれも国際的だ。

 拠点となる汐留イタリア街を10時に出発し、銀座4丁目を抜け、神田明神、上野公園、今戸神社と巡って古き佳き東京の雰囲気を満喫しながら、さらに浅草、両国、有明を経由しイタリア街に13時ごろに帰着、という約27kmのルートで走行。

 街ゆく人にはスマホで参加車の撮影をしてくる姿が見られるなど、宝石のようなクラシックカーを記憶にとどめたいのだろうか。目の当たりにしたギャラリーからは「すごい! かっこいい!」という声も聞こえてくる。

 生憎の雨は止むことを知らず、降り続く。参加者に耳を傾けると、エアコンのないクルマが多数参加していることもあり、室内のウインドウは曇り、ワイパーの速度よりも早い手拭きで対処しましたよ、との声も。一部車両に、ワイパーが壊れてしまうなど、小さなトラブルもあったようだ。

 クラシックカーを通じて、東京の街並みや歴史を感じながら走行を楽しめるのは、まさしく「COPPA DI TOKYO」の醍醐味。お開きは15時ぐらいなので朝も帰りも混雑をする前に帰ることができるのも嬉しい。雨の走行の奥ゆかしさもあった今年、来年は晴れにでも期待してみたい。

 今後の予定は下記の通り。

2019年12月7〜8日 COPPA  DI  HIMEJI

2020年4月18〜19日:COPPA DI KOUMI(30回記念大会)

2020年6月6〜7日:COPPA DI KYOTO  (姫路との隔年開催)

2020年11月23日(祭日):COPPA DI TOKYO

開催日未定:第2回GO! GO! ラリー in 東北

 

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