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未来の車内インターネット環境が激変! NTTドコモの「docomo in Car Connect」とは

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TEXT: 会田 肇  PHOTO: 日産自動車、森山良雄

クルマの中がWi-Fiスポットになる時代

 その昔、クルマの中は外部と隔絶した空間だった。外部からの情報と言えば、せいぜいラジオぐらいで、自分から情報を発信することなんて一切考えられなかった。しかし、時代は大きく変化。通信網の充実やモバイル端末の普及により、様々な情報が受け取れるようになり、外部との交信がリアルタイムで行なえるようになったのだ。そんな状況をさらに便利にさせるサービスが今秋から始まった。それがNTTドコモの「docomo in Car Connect」である。

 これは、LTEの高速データ通信を利用した車内向けインターネット接続サービスのこと。サービスの利用中は、定額でLTE通信が速度制限・容量制限がなく使い放題で、データ通信量の上限や利用可能データ量超過による通信速度制限などを気にすることなく、車内で動画や音楽のストリーミング、オンラインゲームなどデータ通信量の多いコンテンツを楽しめるのだ。

 しかも、車内をWi-Fiスポットにできる機能も備えているので、こちらも同乗者は自分のスマホ契約の通信料を気にすることなく利用できる。従来から通信機能を持っているカーナビはあるが、あくまでもナビに渋滞情報や駐車場の満空情報を送るなど限られたものだった。

 「docomo in Car Connect」に対応する機器は、NTTドコモ(以下・ドコモ)とパートナーを結ぶ企業から提供されることになっており、現状では日産自動車の新型「スカイライン」と、パイオニアがこの秋に発売した新型「サイバーナビ」を購入したユーザーが利用できる。

 契約でメリットがあるのは、クルマの中でYouTubeなどの動画を見たり、パソコンなどでインターネット接続を利用する機会が多い人だろう。

 プランは用途に合わせて、1日500円、30日1500円、365日1万2000円(いずれも税抜)の3つ。あくまで車内でしか使えないとはいえ、そんなお得なプランは格安SIMにだって見当たらない。

 では、プラン自体にデメリットはないのか。いろんな角度から考えてみたが、基本的にデメリットは見当たらなかった。強いて挙げるとすれば、ユーザーがドコモと直接契約することができないということだろう。「docomo in Car Connect」についてドコモの発表文には「本サービスの対応機器はパートナー企業から提供される予定となっており…」とある。つまり、現状ではサービスを提供している新型スカイライン、あるいは新型サイバーナビを買わないと利用できないわけだ。

 いま、自動車を取り巻く環境は“百年に一度の大変革期”にあると言われ、その変革を一言で言い表したのが『CASE』だ。これはConnected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス/シェアリングのみを指す場合もある)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語。

 すなわち、「docomo in Car Connect」は、そのうちの“C”をより身近なモノとするきっかけになる画期的サービスとなるだろう。

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