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高齢ドライバーに薦めたい! 150万円以下で安全装備付きのクルマ3選

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TEXT: 山本晋也  PHOTO: ダイハツ/Auto Messe Web編集部

ADAS(先進運転支援システム)の充実したクルマ

 高齢ドライバーのケアレスミスによる、重大な結果を招く交通事故の報道を目にする機会は少なくない。人身事故を起こしてしまうのは、たしかに一部かもしれないが、年老いた親が離れて暮らしているような状況では、身内としては心配になるものだ。

 まして生活のためにクルマが必要となる地域であれば「運転免許を返納してほしい」とも言いづらいだろう。せめて最新のAEB(衝突被害軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能などがついたクルマに乗り換えてほしいと思うのではないだろうか。

 そこで、車両本体価格150万円以下の手頃なモデルの中から、ADAS(先進運転支援システム)の充実したクルマを選んでみた。高齢ドライバーのみならず、若葉マークのドライバーにもクルマ選びの参考にしてほしい。

 

全グレードに安全装備を標準装備する「ホンダN-BOX」

ホンダN-BOX G Honda SENSING:141万1300円(FF

 いま日本で一番売れているクルマといえばホンダN-BOX。直近、2019年11月こそライバルであるダイハツ・タントに販売トップの座を奪われたが、それでも1月~11月の累計で23万6635台と月販2万台を超えるペースで売れ続けているのは驚異的だ。

 その理由は巧みなパッケージングにより、軽自動車のイメージをぶち壊した広大なキャビンや、NAエンジンでも不満のない走りのパフォーマンス。さらに言えば、ホンダのADASである「Honda SENSING」を全グレードに標準装備したことも大きいだろう。どのグレードを選んでも、単眼カメラとミリ波レーダーを併用した高性能なAEBが装備されているというのは安心感につながるものだ。

 つまり、FFのメーカー希望小売価格は141万1300円と手ごろなN-BOXのエントリーグレードであっても「Honda SENSING」はフル機能で搭載されているのだ。歩行者も検知するAEB、30km/h以上で機能するACC(追従クルーズコントール)、65km/h以上で働くLKAS(車線維持支援システム)を積んだスライドドアの軽自動車を、この価格で手に入れることができるというのは、まさにお買い得感があるもので、売れているのも納得だ。

4WDでも150万円以内で手に入る「日産デイズ」

日産デイズS:129万6900円(FF)/143万1100円(4WD

 日産デイズといえば、全車速域での追従走行を可能にした「プロパイロット」搭載車が話題の中心というイメージもある。そのため「プロパイロット」の設定がないエントリーグレードのことはついつい忘れてしまいがちだが、最廉価グレードであっても「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い防止アシスト」、「車線逸脱防止支援システム」などは標準装備されている。つまり、万が一のアクシデントの被害を軽減する能力については上級グレードと変わらない先進安全性能を有しているというわけだ。

 しかもデイズのエントリーグレード「S」であれば4WDであってもメーカー希望小売価格は150万円以下に収まる。降雪地域での“安心なクルマ選び”という条件も満たすこともできるわけだ。ただし、このグレードはエアコンがマニュアルタイプであったり、スマートキーではなく差し込むタイプのキー(ドアロックのリモコン機能は付く)であったりと装備面では上級グレードに劣る部分はある。それでも、AEBなど先進安全性能ついては手抜きなしというのが、令和に生まれた軽自動車らしいところだ。

リッターカーでも予算内に収まる「ダイハツ・ブーン」

ダイハツ・ブーンX“SA III”:126万5000円(FF)/146万9600円(4WD

 税込み車両価格の予算150万円という条件で新車を探すと、軽自動車中心となるが高齢ドライバーのなかには「どうしても軽自動車はイヤ」という人もいる。そんなドライバーに薦めたいのがダイハツ・ブーンだ。

 ダイハツ独自の先進安全装備である「スマートアシストIII(SA III)」は、小型ステレオカメラを使ったシステムで、車両と歩行者に対応するAEBをはじめ、車線逸脱警報、前後の誤発進抑制など先進安全機能としては必要十分以上となっている。そして「SA III」を搭載する最廉価グレードが「X “SA III”」で、そのメーカー希望小売価格はFFで126万5000円となっている。こちらも4WDを選んでも150万円以下に収まる価格帯のクルマだ。

 とはいえ、このグレードではドアミラーやドアアウターハンドルがブラックで、いかにも廉価グレードといった外観となっているのは気になるところ。ひとつ上の「X “Lパッケージ SA III”」を選べば、そのあたりがボディ同色となるので、安っぽさは払拭される。なお、「X “Lパッケージ SA III”」のメーカー希望小売価格は137万5000円(FF)となっているので、こちらも予算内に収まる。

 このほか、軽自動車を中心にAEBを設定しているクルマは多数あるが、いまどきであれば歩行者を検知できる能力があることは最低限でも求めたい。またペダルの踏み間違いをカバーする誤発進抑制機能もマストといえる。こうした技術はマイナーチェンジなどでも進化しているため、安全性能重視であれば中古車より新車を選んだほうが安心ということも覚えておきたい。

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