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グリップの追加や滑り止めがおすすめ! 「高齢者の乗り降り」を楽にするお助けグッズ

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TEXT: 諸星陽一  PHOTO: ダイハツ工業/Auto Messe web編集部

高齢者はクルマへの乗り降りが意外と大変

 足腰が弱くなった高齢者をクルマに乗せたことがある人なら、一度は感じたことがあるのが「乗り降りの大変さ」でしょう。例えば、セダンのようなシート位置が低いクルマに乗り降りする場合、中腰でのキープ(踏ん張り)が必要となりますが、足腰が弱いと踏ん張りが効かず乗り降りしづらい傾向にあります。

 お尻の高さとクルマのシートの高さが近いほうが楽なのですが、人の体格はそれぞれで、なかなかうまくいかないことが多いのが実情です。そこで、ここでは、ちょっとした工夫で高齢者の乗り降りをサポートできるグッズを幾つか紹介しましょう。

乗り降りを楽にする純正アシストグリップ

 高齢者がクルマへ乗り降りする様子を見ていると、ドアに手を掛けて踏ん張っていることが多く見られます。一般的な開放方式のドアに手を掛けた場合、ドアが下がるなどクルマへのダメージが大きいですし、ドアが動いた場合は踏ん張りが効かなくなり、高齢者が倒れるなどの危険性もあります。そこでおすすめしたいのが、純正用品などで用意されているアシストグリップなどです。
 特に、充実しているのがダイハツの「タント」。純正オプションとして助手席のピラーや前席の後部に追加で取り付けることができる「ラクスマグリップ」を設定。本格的な福祉車両でなくても、取り付けることが可能です。

 他のメーカーでも、トヨタなどが乗車中の体をサポートするグリップなどは出していますが、(2019年12月現在)福祉向けで乗り降りを楽にするこのようなオプションは設定されていません。ぜひ今後、各メーカーがリリースしてくれることを望みます。 アシストグリップは、似たようなものが100円ショップなどで売られていることがありますが、ものによっては信頼性に不安があります。体重をあずける部分ですから、この部分が壊れてしまうと体重を支えられずに転倒する恐れもありますので、信頼性の高い製品を選ぶことが大切です。

車高が高いクルマには踏み台が便利

 ワンボックス車やミニバンなどに乗る際には、乗り込み時の段差を軽減するために、踏み台などを使う方もときどき見られます。踏み台もさまざまなタイプがあります。
 なかには踏み台ではない代替品を使っている方もいますが、ものによっては安定性がなく非常に危険です。きちんとした踏み台で、耐荷重も高いものを選びましょう。観光バスなどで使っているタイプはかなり安全性が高いと言えるでしょう。

ステップには滑り止めテープ

 また、乗降性をアップするために、ミニバンなどドア下側にステップを装備しているクルマもありますが、樹脂やアルミ地がむき出しのタイプなどは、濡れているとどうしても滑りやすい傾向にあります。それを防止できるのが滑り止めテープです。
 表面が紙やすりのようにザラザラした面、裏面が粘着面のテープを張り付ける製品もあります。ミニバン以外でも、車高が高いクルマの場合は、乗り降りで足が滑る危険性があるので、ぜひ試してみて下さい。

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