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介護する人もされる人も快適に!雨の日にクルマの乗降で役立つグッズ4選

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TEXT: 諸星陽一  PHOTO: ピロレーシング、Auto Messe Web編集部

車いすや車内を濡らさない工夫

 福祉車両ユーザーや高齢者をクルマに乗せることがある人にとってつらいコンディションとなるのが、雨などの悪天候の時。雨の日は介護する側もされる側も大変な状況です。とくに足を滑らせたことが原因の転倒事故による骨折は、その人の人生に大きな影響を与えます。そのような悪条件下をできるだけで快適に過ごせるためのアイテムを紹介しましょう。

逆開き傘

 雨の日のもっともベーシックなアイテムと言えば傘。簡単にそしてきっちりと雨を防いでくれるので、もっとも使い勝手のいいアイテムと言えるでしょう。しかし困った問題があります。傘は使い終わった後にどうしても水滴が車内にこぼれ落ちるのです。さらに、左右のスペースが少ない駐車場では、ドアを閉めながら傘を閉じる(ドアを開けながら傘を開く)のは困難。そこでオススメしたいのが「逆開き傘」です。

 普通、傘は閉じると手元が広く、先が細い状態ですが、逆開き傘の場合は手元が細く、先が広いという形状になります。逆開き傘の利点は、閉じたときに水滴がこぼれないこと。閉じたときに身体や車内が濡れなく使いやすいというわけです。また、傘を畳みながらドアを閉める(その逆も)ことも可能。逆開き傘はさまざまなタイプがあるので、デザインを含めて好きなタイプを選ぶといいでしょう。

スリップ止めテープ

 雨の日は、車内でも足を滑らせやすい場所が多くなることも大きな問題。高齢者のように転倒事故による骨折が、その後の生活にも大きく影響するので「転ばないようにする」がもっとも大切です。

 そこで活用したいのが滑り止めの活用。ステップやスロープなどには、「滑り止めテープ」を貼っておくとかなり効果的です。もちろん福祉車両ではないミニバンはもちろん、コンパクトカーなどでもステップでも貼っておけば、足を滑らす危険性は減少するでしょう。

 具体的に滑り止めテープとは、番手の粗いサンドペーパーのようなザラザラな表面のテープで裏側には粘着テープが付いています。屋外や駅の階段の縁に貼られるなど、さまざまな場面で採用されている滑り止めテープをイメージしてもらうといいでしょう。クルマ用としても販売されており、例えば、愛工房の「セーフティ・ウォーク」は、車内に使用することも視野にいれて作られており、ハサミでもカットできるし、耐候性も考慮されているそうです。

防水スプレー

 さまざまなアイテムにスプレーすることで雨を弾く「防水スプレー」は、定番ですが雨のときに効果を発揮してくれるアイテム。ただし「防水スプレー」は、噴霧してあとしっかり乾かしてからのほうが効果が長続きします。雨が降る前に処理を心がけましょう。対象物が新品時から使うと汚れを防ぐこともできます。「防水スプレー」を使うときは、必ず風通しのいい屋外で作業することが大切。吸い込むと健康被害を起こすことがあります。

車いす用レインコート

 レインコートは、車いすに乗っている方にとってもっとも有効的な雨具です。しかし、普通のレインコートでは車いすの内側に雨が入り込んでしまったり、車いすのタイヤにレインコートが巻き込まれたり、電動車いすのバッテリーに雨が掛かってしまったりという不具合が出ることがあります。そうしたことをすべて解決した車いす用のレインコートとして、「ピロレーシング」という車いすを専門に行うブランドで販売されています。

 ピロレーシングを展開しているのは、元レーシングドライバーで不慮の事故により自らが車いす利用者となった長屋宏和氏。車いす利用者になったのちに、自らのブランド「ピロレーシング」を立ち上げて、さまざまななファッションアイテムを展開。デザインなども自らが担当するため、車いす利用者の使い勝手を最優先したレインコートに仕上がっているということで高い評価を受けています。

 

 

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