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「ルーフキャリア&キャリア・ボックス」買う前にチェックすべき5つのポイント

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: 深田昌之、Auto Messe Web

装着車両の適用品と使用目的を明確にする

 キャンプやウンタースポーツなど、なにかと荷物が増えるアウトドア趣味においてルーフキャリアやルーフボックスはとても便利なアイテム。近年のキャリアは、車体に固定するフット、ルーフボックスを支えるバーといった感じで、システム化されている。ところが、取り付けるクルマのサイズやルーフ形状はさまざま。そこでキャリア選びの基本を紹介しよう。

ルーフ形状で台座(フット)のタイプが異なる

 ルーフキャリアを付ける際にはまず「フット」と呼ばれる台座部分を用意。ルーフの形状によってタイプが異なり、さらにルーフに直付けする「ノーマルルーフ用」の場合、ドア開口部の形状でフックのタイプも異なるので注意が必要だ。そのほか、ルーフにフットを取り付けるためのネジ穴が用意されている「フレックスポイント式ルーフ用」にくわえ、「ルーフとレールの隙間がないダイレクトルーフレール用」、さらにワゴンやSUVによくある橋桁形状の「ルーフレール用」があるので、フットを探す前にルーフのタイプを確認しておこう。

ノーマルルーフ

フレックスポイント式

ダイレクトルーフレール

ルーフレール

 今回、お話しを聞いたスウェーデンのキャリア製品メーカーである「スーリー」を扱う阿部商会によると、フットのタイプはメーカー(日本輸入総代理店も含む)のホームページまたは、量販店の店頭に置いてある「車種別適応表」をチェックしてほしいとのこと。

バーの長さはクルマの全幅以内

 つぎにバーの選択だが、こちらも「車種別適応表」を参照したい。しかし、記載されていない車種もあるので個別に選ぶポイントを紹介していこう。

 バーを選ぶうえで最初のポイントになるのが「長さ」。保安基準ではバーの長さは車幅までとなっている。ちなみに高さ方向は3.8mまで(積載物込み)ならOKとなっているが、出先で立体駐車場を使いたい場合は高さには注意。一部の駐車場では”ハイルーフ対応”もあるが高さ制限が2.1mのところも多く、この高さだと一般的なセダンに薄型のルーフボックスでギリギリという高さだ。

 乗用車ユーザーは車幅感覚は日常的に感じていても、高さに意識を向ける機会はあまりないので警戒が薄くなりがち。それだけにキャリア込みの全高は余計な事故を防ぐためにも装着後に実測しておきたい。

 

バーのタイプでボックス類の搭載位置が異なる

 長さを決めたあとはバーの種類を選ぶのだが、ここではメーカーを「スーリー」に絞って紹介しよう。最近は風切り音の低減を狙った「ウイングバー」が主流になっている。

 ウイングバーを使うには専用のフットが必要になるが、これには「バーの下面でフットと固定するタイプ」と「フットにバーを差し込むタイプ」が用意されていて(車種によって設定は異なる)、それらの違いはキャリア搭載位置の自由度とバーの高さだ。 下面での固定タイプはバーの端まで表に出ているので、長いぶんだけキャリア固定用に使えるものである。しかし、フットのうえに重ねて付けるのでバーの位置が高くなるという面もあるのだ。対して差し込むタイプはバーの高さがフット同じなので全高を抑えたいときは便利だ。ただし、フットに差し込むぶんだけバーの両端が隠れてしまうのでキャリアやルーフボックスの固定部はやや内側からとなる。

 ルーフボックス類を目一杯に端に寄せるようなことができなくなるため、荷物を載せるときはやや不利。そんなことからフットとバーの購入時は長さだけでなく、高さや合わせるキャリアのことも考えたい。またスーリーも含め他メーカーでは、スクエアバーという汎用性の高いバーもあるのでチェックして欲しい。

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