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2816万円!! 限定36台!トムス「トヨタ・センチュリー」コンプリートカーを発表【東京オートサロン2020】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

世界最高レベルの乗り心地と走る喜びを両立

 トムスは1月10日(金)~12日(日)に幕張メッセで開催中の東京オートサロン2020に、新型トヨタ・センチュリーをベースにしたコンプリートカーを発表した。快適性を高めつつファン・トゥ・ドライブも追求した、世界に誇る1台を紹介したい。価格は2816万円。

 1974年の創業からトヨタ車でのモータースポーツ活動を続け、その経験を市販車のパーツにも注ぎ込むトムスが、センチュリーのコンプリートカーを出展。エクステリアは小ぶりながら高級感をさらに高める、フロントバンパー、サイドステップ、リヤアンダースポイラー、トランクスポイラーを装着。

 特筆すべきはオーダーメイドシステムを採用したインテリアで、ファブリックやレザーといった素材を自由に選択でき、かつカラーやステッチのパターンも豊富に用意されている。ボディカラーに合わせたコーディネイトが自由自在で、日本の熟練した職人が製作するためクオリティも文字どおり世界トップレベルだ。

 また面白いのは、快適性だけを追求するのではなく、レースで活躍するトムスだけに走りにも妥協していない点。先に挙げたエアロパーツは意匠のみではなく空力もシッカリと考慮しており、4本出しの“トムス・バレル”マフラーでスムーズな排気も実現した。

 パッセンジャーシートでは最上の乗り心地を。そしてステアリングを握れば走る喜びを味わうことが可能だ。価格は2816万円~と、かなり高額ではあるが、ベース車(車両本体価格1996万2963円)の素性とカスタムの質と内容、限定36台というレア度を考えれば納得できる。デリバリーは2020年の夏ごろを予定しているという。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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